※ネタバレ有り。閲覧注意です※
TVアニメ「86―エイティシックス―」、最終回まで見終わりました。
22話、23話(最終回)が制作スケジュールの都合で放送延期になっていたわけですが、ラスト2本はどちらもクライマックスにふさわしい演出になっており、制作遅延してもしょうがないと思える内容になっていました。
妥協せずに放送延期に踏み切ってまで作成しきったA-1 Pictures、素晴らしい。
視聴者の胸の中には、はやくシンとレーナ出会ってくれという共通した想いがあったと思うので、最後の「これからは私も一緒に戦います」なんて言われた日には、2期でその姿を見せてくれと叫ばざるをえない。
そして、早くボーイミーツガールの続きを見せてくれ!と思ってしまいますよね・・・。(エルンストのボーイミーツガールうんぬんのセリフは原作には無くむしろ原作のあとがきに書いてあった内容なので、作者の叫びをエルンストがアニメで代弁していて感慨深かった)
最後のCパート、1年間待ちわびたシンとレーナが初対面するシーン。
原作に加えてフレデリカなどの描写も加えられており、初対面シーンがアニメならではとなっていました。
さすがにこれだけ待っただけあって、かなり胸にくるものがありましたね・・・。
作画もいいし音楽もいいし、これだけ綺麗に感動できる最終回ってのは久しぶりのような気がした。
本当に非の打ち所がない、という感じ。
2回見直したのですが、些細な演出に意味が込められていたり、伏線が張られていたりと見どころが多い作品だったと改めて思いました。
レーナがシンのことを追っていることがよく分かる描写になっていたり。(同じ構図で石碑の前を去るところとか)
ついに巡り合った地点のレールは終着点を示していたりと、キャラクター以外の描写も抜かりない。
勿論これは最終話あたりに限った話ではなく、ほぼ全話に言えることではあるのですが。
最終話の続きが原作でいう4巻になっているのですが、私はアニメ1クール終わった時点で我慢できなくなって原作全巻読んでしまった民です・・・。
4巻から読むのもありですが、原作は原作で面白いので1巻から読むのを個人的にはおすすめします。
アニメを見たあとでもしっかり面白かったです。
せっかく出会ったんだから、このあとのシンレーナを見たいんだよなぁ・・・。
もっと贅沢を言えば7巻が見たいので何卒よろしくお願いします。(曖昧なネタバレ)