※ネタバレ有り。閲覧注意です※
「かげきしょうじょ!!」の最終回を見終わってしまった。
今期ナンバーワン、ツーくらいに毎週楽しみにしていたアニメでした。
スタァライトのオタクゆえに「歌劇で99期生だったり100期生だったり……?」と視聴開始当初は色々と思うところはあったんですが、単純に別コンテンツだしそれはそれ、ということで毎週視聴を開始しましたが序盤から惹き込まれた記憶しかない。
ダブル主人公のような構成で青髪の子(あいちゃん)がコミュ症だし無愛想だし大丈夫なのかこれ、と当初は思ってたけど後半はもはや天使。
ならっちしか勝たん。
毎話毎話いい具合にドラマっぽく進んでいく構成も面白かったし、キャラクターもそれぞれに個性がばっちり出てる。
それが各話交代のような形でキャラクター性を深掘りしつつお互いを絡ませていくから感情移入しながらストーリーに没入できるのは素晴らしかった。
「少女たちの綺麗な歌劇ストーリー!」ってだけじゃなくて重たい所はとことん重い構成や描写もアクセントになっていて個人的にはとてもよかった。
あの重い話は苦手って人はいそうだから、そこは好みな気もする・・・。
少し気になったのはさらさと暁也の関係。
お互いに純粋に恋愛感情があるのかと言うと、すごく微妙な気がする。
さらさが暁也と煌三郎の話を盗み聞きしてしまった後に、さらさからお付き合いの話をもちかけたのは、さらさからの気遣いのような気がしなくもない。
暁也はさらさを恋愛的な意味で好きなのかもしれないけど、役者の才能という面においてはさらさは嫉妬の対象でもあるし、過去の出来事への罪悪感もあるわけだし。
まだ素直に見れない段階なのかも・・・?
ここらへん、原作読んだら深掘りがあるんだろうか。
結構好きだったのが、第8話の「薫の夏」。
渡辺さらさと奈良田愛(ならっち→さらさ、みたいなとこあるけど)とか、12話の山田彩子の過去の同級生の話とか、結構百合っぽい構成が多い中、どストライクでヘテロセクシャルを描いた恋愛のお話。
最初から最後まで隙がなかったよね、第8話・・・。
終始魅入ってしまった上に、ラストがあの展開は胸にくるものがあった。目頭もやられた。
あれを見た後は薫頑張ってくれ、という気持ちになるんだけどその後主役級の出番がになる回がなかったのは、1クールという尺不足が悔やまれる。
そう。尺不足。
1クールじゃ尺不足だと感じた。(唐突)
12話まではものすごく満足感だったのに、13話で最終回ということを意識すると「あぁ、これが2クールだったなら・・・」と思ってしまったのは事実。
もっと各キャラの掘り下げもしてほしかったし、感情描写や各キャラの絡みももっと見たかった。
そういうところは2期に期待したり、原作を追うしかないのかな?
正直我慢しきれないしアニメがこれだけ面白かったってのもそうだし、原作がすごく面白いという声を聞くので、今日にも原作を買うような気はします。(というか買う)
最後に気になるのは、奈良田愛が渡辺さらさに向けている感情は恋愛感情なのか、というところ。
11話、愛というものの正体をさらさに見出したように思えるので、これはどうなんだ?と気になってやまない。
これは単純に自分が百合オタクだからすぐに百合に結びつけたがるという悪しき習性があるという点は否めないんだけど、実際そこんところどうなの?というのは気になってしょうがない。
2期が確定しておらず、成否を確かめる手段が原作しかない現状、もう原作を買うしかないんだよな、これは。
というわけで、「かげきしょうじょ!!」めちゃくちゃ面白かったです。
中盤以降で一気にならっち推しになってしまった人も多いはず。
だって、さらさとの絡みがあまりにも可愛いんだもん・・・。これはしょうがない。
2期があることを祈りつつ、走り書きの感想は以上とさせていただきます。