※ネタバレ有り。閲覧注意です※
彼女、お借りします 第19巻 – 宮島 礼吏
2021年2月17日発売の19巻のネタバレ感想記事です。
感想
あれだけ強がっていた水原がようやく・・・という巻でした。
めちゃくちゃ大きな進展があって、「お!?このままついに!?」と思ったけど・・・。
そこはやはり手強い水原千鶴さん、何事も無かったかのように接してきて、進展したのかしてないのか分からない状態に。
これには和也も悶々とするしかない。
「ああもう・・・俺はあと何回この感情になればいいんだ・・・」
って、これ読者の気持ちそのまま代弁してるのかと思った(笑)
それずっと前からひたすらやられてますから!w
18巻ラストで水原を励ますと決めて、水原を元気づけるデートに誘った和也。
あくまでもレンカノの関係だからってことで相変わらずレンタルですが・・・。
八重森の言う通り、映画撮影やらなんやらで、もうとっくにプライベートの関係になってるから普通に誘っても良かった気がしますが(笑)
その分デートを更に豪華にするという手も。(すでに相当豪華でしたが)
まぁ、こういうのはお金じゃなくて気持ちなんだよな。(いいこと言ったつもり)
あまりに似合いすぎてて心拍数が上がってしまった。
超絶、究極的に可愛いなこれ・・・。
てかこれ表紙の衣装か!!
ぶひいい・・・・ん・・・・(産声)
黒い衣装にクールな表情がベストマッチしている。
足を一歩後ろに引いて上半身を前に出すことにより、スタイルの良さをも活かしている。
完全なる調和、圧倒的な美しさ、つまりこれは・・・美術・・・・・・。
その後のデートは、「和也頑張った・・・!」の一言。
手を繋いだりなんだり、というサービスシーンはまぁいつものこと。
今回は”和也が頑張った”ということがよく分かる良いデートシーンだなと思いました。
やっぱり主人公のことを好きになれないと、作品として厳しいからいい演出だったなぁと。
そんな風に頑張る和也でしたが、デートシーンの各所で水原が寂しそうな顔をするシーンが印象的でした。
やはり胸の中には寂しさと悲しさが残っているということが読者にもよく分かるようになっていた。
からの、和也から水原へ語りかけた、19巻最高の1シーン・・・。
和也が見開き1ページ!!!
と驚きましたが、今回ばかりは本当にGJだった。
「え、これ告白しちゃうのか!?」
と焦りましたが、無粋な心配事でした。
本当に今の水原に必要なことを、適切で素晴らしい言葉で伝えてくれた。
いや、まぁほぼほぼ告白みたいなものだったけど・・・(笑)
そして冒頭でも書きましたが、その後の水原の態度がまたもや硬化していたので、進展したのかしてないのやら、で19巻は終わり。
ほんと、感情のジェットコースターだよ、この漫画。
寂しくて寂しくて死んじゃうと思ったのに、今ではすっきりしたという水原さん。
泣いただけで解消したってわけじゃなく、そこに和也という存在が入ってきたから、ということだと僕は勝手に思い込みたい。
最後の最後、「あーあ 変なのっ」の心の内が気になって気になって夜しか眠れない。(八重森のマネ)
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