※ネタバレ有り。閲覧注意です※
これはあくまで、ままごとだから。 2巻 – 真代屋 秀晃
2024年9月10日発売、2巻のネタバレ感想記事です。
前巻、1巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
この作品、楽しみにしすぎていたので発売日に早速読み終えました。
2巻も相変わらずドロドロぐつぐつで、巨大感情が大好きなオタクに刺さりまくる一冊になっていました。
蒼一朗と深紅のボタンの掛け違いがすごくて、両片想い展開も大好きな自分には本当に刺さりまくる。
(深紅が蒼一朗のシャツのボタン引きちぎった時に、なんか「ボタンの掛け違い」って言葉が頭をよぎった)
蒼一朗が普通の兄妹愛を頑張ろうとしているところに、冷静さを失った深紅が迫りまくって二人でドロドロとした沼に落ちていく構図。
これ、ライトノベルっていうかヘビーノベルですよね・・・。
性描写の生々しさもそうだし、蒼一朗はまだしも深紅の地語りは愛の重さもそうだし途中で思考がバグってるところが出てきてヘビーすぎる・・・。
蒼一朗の恋人が「妹と一緒に済むのは嫌だ」っていう言葉を脳が拒否するところとか、「責任とれ」のところの思考とか・・・。もはやホラー。
そういう巨大感情がグルグル渦巻いている地語りを読むのが本当に楽しかった。感情はでかければでかいほどいい。(常套句)
彩人と紫穂の恋人関係について知ってしまった黄純が、今後どう彩人に向き合うのかも気になるところですが・・・。
2巻では、ひとまず現実逃避で蒼一朗に性欲ぶつけて終わっちゃったので3巻以降が楽しみです。
この挿絵、ライトノベルってレベルじゃねーぞ・・・と思ったらあとがきでとんでもないこと書いてて笑ってしまいました。
2巻では愛とか好きの定義について各キャラの色々な考えが出てきましたが、蒼一朗と深紅それぞれが考える今の「愛」のままでは2人が幸せになる未来が見えてこないので、ここらへんがどう軌道修正されていくのかも楽しみなところです。
いや、このドロドロの感情を抱えたまま二人で落ちていくエンドでもいいんですけどね?個人的には。(ドロドロ好きなので)
ただあとがきを読んだ限りは、もう少しキレイな終わり方をしそうな予感。
発売日に速攻で読み終えてしまったせいで、また半年くらい待ちか・・・。