※ネタバレ無しの感想記事です。
理想と恋 – 日野雄飛
ぼく、先日アニメイトに行ったんですよ。
いや、いきなりすみません。はい。
「は?お前の話は聞いてねーよ」って思うかもしれませんが。
なんなら思ってほしい。
うん。まぁそれでですね。
続けますね。
アニメイト行ったら新刊が平積みされてるじゃないですか。
されてるじゃないですか?
ぼく、そこから百合漫画でかつ絵柄が好みなやつは、大体買うんですよ。
乱れ買いしちゃうわけなんですが、やはり読みきれずにビニール被ったままの百合漫画もまだいっぱいあるんですよ。
我が家の食卓には開封待ちの百合漫画がいっぱい平積みされてるんですよ。
そういった中から、ランダムに一冊手に取って読み進めているわけなんですが。
この本に限っては、すぐに読まなかったことを亜音速で後悔した次第でございます。
異常なほどハイクオリティな大人百合漫画です、これ。
というわけで、以下ネタバレ無しの感想。
感想
1話完結の短編が2本、3話で完結のお話が1本のオムニバス形式になってました。
イチャイチャで甘いという方向性の本ではありませんでした。
結構重かったり、ドロドロしてたり、素直にくっつかなかったりと。
私がそういうのが大好物なので、おすすめ度★5なんですけどね・・・。
人によっては合わないかもしれないので、そういう人は甘々百合のほうが幸せになれるかも・・・。
最初の一本は、運送業者の人と元アイドルが出会うお話。
結構甘めでした。
なんか、不意にも色々とときめいてしまいました、この話・・・。
一度会えなくなってしまって、その間連絡も取れない。
その間お互い不安で、離れてた時間が苦しくて、逆にお互いの心の距離が縮まるというか・・・。
そういうのホント大好物。
二本目は、アパレル店員とお客さんとのお話。
この作品がめちゃくちゃ良かった!!!!!!
涙を流して真実を吐露するシーンがね・・・なんか、こういうシーン本当に最高すぎる・・・。
綺麗に締まってるし、一話読み切りのクオリティとしては最高峰。
物凄く良い一本だったから、これはぜひとも読んでほしい!!!
ラストの三本目。これは三話構成。
舞台のお話でした。
ものすごく読み応えのある作品でした。
百合じゃなくて、舞台をストーリーとした漫画として、普通におもしろい!
無論、熱い舞台を演じたあとに、百合っとした美味しい展開があるから尚更最高なんですけどね。
物語としても、最後まで書ききらずに「今後どうなるんだ!」ってところを匂わせて終わらせるところが最高。
あとは読者に予想させる、っていうこういう構成、好きすぎる・・・。
最後に
というわけで、超オススメの百合漫画でした。
本当に最高なので、是非読んで頂きたい!!
日本百合学会の会長が自信を持って推します!!!
乱れ買いしてなかったら出会えてなかったので、これからも百合漫画に貢ぎまくろう。そうしよう。
webで限定公開されているのを読みました。2本目が尊すぎてやばいです。通勤電車で毎日読んでます。
クールな子を追いかけるよくあるお話なのかと思いきや、心に闇を持ってるのを優しく包んであげてる、このいい意味での共依存感が中毒性やばいです。表情やコマ割り表現も安易な感じがせずこれレベル高いです。マジオススメです。