※ネタバレ有り。閲覧注意です※
可愛いだけじゃない式守さん 12巻 – 真木蛍五
2022年3月9日発売、12巻のネタバレ感想です。
次巻、13巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
バレンタインイベントの続きから。
狼谷さんの気持ちがどうなるのか、というところからですね・・・。
というわけで感想書きたいな、と思った部分について書かせていただこうと思います。
108、109話
気持ちだけ伝えて和泉くんともう関わらないという選択をするのかな?
とも思ったのですが、そういったネガティブな決意をしているわけではなくて安心しました。
むしろ「友達になりたい」という物凄くポジティブな想い。
しかし過去に好きだった手前、式守さんに対してなんと言えばいいのかわからないという狼谷さん・・・。
気遣いも優しすぎるし、それをきちんと式守さんに話せるというのが狼谷さんの成長した点でもあると思うし、何より式守さんへの信頼があるんだなぁ、と感じました。
それだけ大事な友だちなんですよねぇ、狼谷さんにとって。
周りの人たちと関わるきっかけをくれたのが式守さん。
そんな式守さんとの出会いをくれたのは和泉くん。
最初の出会いも大切にしたいという本心から、狼谷さんが勇気を持って「友達になりたい」と決意したのはなんか嬉しくて泣きそうになってしまった。
そして友達の証である友チョコを渡して、ついに和泉くんと友達になった狼谷さん。
その表情は嬉しそうでもあり、「涙って嬉しくても出るんだ」とも言っていますが。
同時に、本当の本当に自分の恋を諦めたような表情にも感じました・・・。
「また今度」という狼谷さん。
二人の足元には鉄格子の影。
二人の間を隔てる描写なのかも、とも思いましたが。
狼谷さんと和泉くんをつなぐ線路のようにも見える。
恋としては実らなかったけれど、これからは友達として繋がっていけるという前向きな表現に思えました。
そして笑顔で先へと進んでいく最後の狼谷さんの姿がとても綺麗だった・・・。
110話
狼谷さんのストーリーってめちゃくちゃ好きだしなんなら一杯ほしいんだけど、心がいっぱいいっぱいになっちゃうんだよねぇ・・・。
という109話だったので、この110話は心身ともに癒やされました。
式守さん、頑張ったみたいだけどフロランタンあかんかったか・・・。
ショック受けてる表情かわいそうなんだけど、正直面白すぎる。
ていうか式守さんのカッコイイ表情描写、最近ネタ方向に使われる頻度高い気がしてきた。(このマンガ、序盤に比べるとどんどんギャグのレベル増していってるよな・・・)
にしてもすでに12巻にもなるのに、毎回毎回式守さんのセリフは新鮮で心に響くんだよなぁ。
真木蛍五先生のセリフ選びが上手すぎる。
それはそうと最後の狼谷さんの表情がものすごく嬉しそうで、完全に幸せになれました。ありがとうございます。
111話
出だしから爆笑してしまった。
その不幸体質で滑ったりする遊びは一番やっちゃダメでしょ。
式守さんがスポーツで苦手な科目あるっての意外だったけど、コケて恥ずかしがってるとこは至高だったな・・・。(尊)
チワワみたいになってたのも最高だ・・・。
もしやこの二人、もうキスまでいっちゃったからネタ成分多めな方向性なのか???
114話
式守さんのサポート万能すぎて、ついに不幸体質気にしなくなってきたの笑っちゃった。
「あったあった!」じゃないよw
式守さんが甘えたりギャグ多めだったりの回だと油断してたら、急に式守母の過去話挟みつつのハートフルストーリーで締めてきたのでびっくりしちゃった・・・。
最後に
今回のメインは狼谷さんのバレンタイン回、って感じでしたね。
あっという間に読み終わってしまった・・・。
次巻に続く、ってとこで「え、もう!?」って120dbで絶叫しました。
12巻で3年生編に突入するのかな?と思ったらまだでしたね。
次巻予告を見る限り、次が3年生編かぁ。
しかし、和泉くん泣いてるし、「どんな困難に・・・」って式守さんが言っているところを見るとクラス別になっちゃったのかな。
111話ラストの式守家のストーリーが今回の単行本おまけ話。
このマンガの単行本おまけ話、毎回クオリティ高いんだよなぁ。
かつ泣かせてくるようなお話。
おまけってレベルじゃなくてがっつり1話分くらいのボリュームあるのがすごくいい。
さて、13巻は2、3ヶ月後くらいなのかな??
3年生編ってことで終わりが近づいているような予感がするけど、あと6499巻くらいお願いします・・・。
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