※ネタバレ無しの感想記事です
ユリキュール アルコール百合アンソロジー – 一迅社
お酒を題材にした、百合アンソロジー。
題材が題材なだけに、大人な関係が多めの一冊となっておりました。
さて、面白かったのかどうか。
結論から言うと、陥落差が結構ある。万人にオススメ!とは言い難い・・・。
しかし、良い作品も結構ありました。
あくまでも個人的な好みとなりますが、具体的な題名を挙げると
全10作中、この3作は結構好みでした。
その中でもエンジェルキス・イン・ザ・ダークはかなり良い。
この一本は光り輝いてましたね・・・。いい百合だった・・・。
酔いつぶれてたと思って告白→実は酔ってなかった
っていうシチュエーション被りの作品があったのは、少し残念。
ここらへんは編集でどうにかなったのでは・・・と思わざるを得ない。
お酒でカテゴライズしてしまった分、ここらへんは難しいところなのかもしれませんが。
作画の面で言うと、よしのかや先生の作風は非常に好み。
社会人百合とか、大人の百合に向いていそうな絵柄です。
大人というか、百合そのものに向いてそうなのかな・・・?
よしのかや先生、他の書籍だとBL作品なんかも描いてるみたいですね。
BLからの百合作品。なかなか幅があって面白そうな作家さんですね。
というわけで、総評からすると・・・。
万人向けではない。しかし面白い作品もある。
一方、「エモおおおおおおお!!!!!」というポイントが見出しにくかった一冊。
なかなかゲスい一本も中にはあったので、少し志向が偏ってると自分で感じている方は、そういう作品も意外と合うのかも・・・?
上の方で挙げた3作品は、万人受けすると思います。
エンジェルキス・イン・ザ・ダークのために972円出すのはアリ・・・なのか・・・?
そこらへんは、まぁ個人の価値観ですね・・・。
Kindle版なら648円と、結構お安いです。