※ネタバレ有り。閲覧注意です※
アネモネは熱を帯びる 1巻 – 桜木蓮
2021年6月11日発売、1巻のネタバレ感想記事です。
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感想
今後に期待が持てる百合マンガが出てきました。
2巻以降でどうなってくるのかなぁ、というのが非常に楽しみな作品。
赤面シーンやキュンとくるシーンも多くて恋愛マンガとして文句なしの序盤。
第1話の主人公の心情的には「なかなか拗らせてるな・・・」と思うところはありましたが、2話以降で心がほぐれていく様子や、顔を赤らめて寄り添い合っていく様子にオタクの心臓は過負荷。
そして何よりもこの作品の1番の魅力は作画の綺麗さ。
こういう綺麗な表紙は、まさに表紙買いしたくなりますよね。
まさに私ですが。
作者はイラストレーターの桜木蓮さんらしいのですが、漫画も上手・・・。
ところどころで差込まれる茉白の攻めっけあるシーンは心動かされました。(オタクが悶える的な意味で)
ストーリー展開
さて、ストーリー展開としては。
凪紗が「好きという気持ちは何なんだろう」、に気づく展開が主軸になっていくのかなぁ。
と思っていたんですが。
1巻最後の展開を見る限り「好き」に辿りつくのが意外と早そうだなぁ、と。
てかもう「好き」ですよね、これ・・・。
対する茉白はどうなのかというと、言葉だけだと”恋愛的に好き”って軽く言っちゃってるんですが保健室ではドキドキする様子もなく眠ったりとまだまだ分からないご様子。
2巻以降も赤面キラキラしている可愛い美少女・凪紗ちゃんがいっぱい見られることでしょう。というか見たい。
お互いに好きだけど・・・っていう、いわゆる両片想いが大好物なので歓迎なんですけどね、そういう展開も。
題名について
次に題名の意味についてちょっと考えてみましたが、
表紙に描かれているのは赤いアネモネなので、こちらの意味で考えたほうが素直っぽい。
熱を帯びる、ということですから「好き」という気持ちが強まっていく、とかそういう意味でしょうか。
1巻のシチュエーションから考えると、凪紗の心情にピッタリと当てはまっているような気もします。
それに対して、白いアネモネについて考えてみたのですが。
(表紙のアネモネ、光の当たり具合とも思えますが、半分は白色のアネモネのようにも見える)
茉白が新しい高校生活に抱いていた「希望」や「期待」は、最初に凪紗が保健室に連れて行ったシーンで折れてしまいそうになるのですが・・・。
それを凪紗が奮い立たせて、高校生活を楽しく過ごせている茉白の姿がすでに描かれています。
凪紗のおかげで「希望」や「期待」を持てている、という意味でもまぁ「熱を帯びている」と考えられなくもなさそう。
まぁ「帯びる」という意味的にやはり恋愛的な印象が強いので、主軸としては凪紗の心情なのかなぁ、とも思いました。
最後に
2巻が待ちきれないですね、これ。
二大印象に残ったシーンは
→え、体弱そうで清純そうな子が美少女が強気そうな美少女に覆いかぶさって、れ、ええ、、れれ、え!?!?!??????
→やっぱりツンデレは古代からの正解なんだよと思わせるくらいに可愛いし背景でアネモネ全開だしもうこれ好きだよね!?!?!???!?!?!!!???
という感じでした。
いやー、可愛すぎるんだよなぁ二人とも・・・。
にしてもハグしているシーンを宇田に見られたところとか、あからさまに宇田が闇落ちするみたいな描写になってたのに全くそんなこと無かった。
あの影の描写、心臓に悪かったよ・・・。
ってことで三角関係になるようなこともなくひたすらに二人の世界を作っていくような展開に今後も期待です。
2巻、いつなんだろう。
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