【ネタバレ感想】楽園ノイズ 6巻

【ネタバレ感想】楽園ノイズ 6巻

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

楽園ノイズ 6巻 – 杉井光
2023年5月10日発売、6巻のネタバレ感想記事です。

感想

6巻も最高でした。
最近あまりラノベが読めてなかったですが、楽園ノイズだけはすぐに読もうと思って発売日に読み切ったし、なんならこの作品のおかげでラノベ熱が再燃したかもしれない。
とは言え、これほどに自分の好みに刺さる作品は珍しいのですが。

5巻では音楽シーンの描写が少なかったですが、6巻ではピアノコンクールとアリーナソロの2箇所が最高でした。
読む度に思うけど、音楽を表現する作者の語彙力が化物。
別作品になりますが、ブルージャイアントという漫画を読んでると漫画の中から音が聞こえてくるような感覚になってくるのですが、楽園ノイズでも同じような感覚になりました。
特に今回で言うとラ・カンパネラのシーン。
有名な曲なので、「鐘の音」と書かれているのがあの高音だとすぐに思い浮かべることができたし、曲調が変わるシーンも情熱的な表現で書かれていて頭の中でピアノの音を再現しながら読み進められました。(華園先生が弾いてた方のラ・カンパネラの存在は初めて知った)
にしても6巻表紙、綺麗よな・・・。花園先生美人すぎでは・・・。

軽音部の「白日」も良かった。
あの曲って一体なんなんでしょうね。
聴けば聴くほど、どういう才能があればこんな曲が誕生するんだ???って思ったのを覚えてます。
その時の感情を思い出しましたが、やっぱり「白日」を聴くとそういう感情が沸き上がるんですかね。
曲とは関係ないけど、伽耶が軽音部に興味持っちゃうんじゃないかって真琴が心配するシーン、すごく良かった。

真琴が今後はソロで活動していくような未来が見えてきましたが・・・。
今のところは、PNOとは別の村瀬真琴というソロ名義でも活動する、という感じ?
あるいは迷った時に帰ってこられる自分の原点を明確にしておきたいという意思がメイン?
将来的に楽園を壊す的なことも書いてあったので、いずれはPNOは解散するのか、メンバーから真琴が抜けてPNOはプロデュースという形になるのか・・・。
うーん、真琴が抜けてPNOは成り立つのかと言われると、どうなんでしょう。
今回のライブで4人と1人に二分しても成り立ったので大丈夫的な方向になるのか・・・?
ちょっと7巻を読むのが怖いような、そんな感覚でした。
メンバー4人は卒業後は同居してバンド活動していくくらいの気持ちなんだけど、真琴さん刺されたりしないよね・・・。

ラブコメについてはいつもの4人と真琴って感じでド安定。
これ、ラブコメの方が進展する予感が全くしないけど大丈夫なのかな笑

続きが気になってしょうがないですが、刊行ペースが早い作品ではないので1年弱我慢ですかね。
文章が相当練られている作品なのでそりゃ3カ月に1回、みたいなペースは無理ですよね・・・。
これからのPNOがどうなっていくのか、7巻に期待して待機します。

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