【ネタバレ感想】あの娘にキスと白百合を – 大団円の最終巻。オムニバス百合マンガの一つの正解を見た。

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2019/3/23に発売となった「あの娘にキスと白百合を」最終巻となる10巻。読み終わりました。

正に大団円。
1巻から登場してきた様々なキャラクター達が、白峰さんを後押しし、黒沢さんとの関係に結論を導き出すという構成。
見事すぎて、これがオムニバス形式の一つの正解か!と感嘆しました。

主人公の二人だけではなく、それぞれのキャラクターたちの今後や、恋愛観についても描かれていたのが非常に良かったですね…。
10巻で終わりと言わず、後日談形式で永遠と続けて欲しい。
そんな風に思ってしまう最終巻でした。

感想

予想していた結末ではありますが、黒沢さんの事を特別な存在として認め、そして晴れて恋人に。

出会った日の出来事から、今に至るまでの、様々なシーンの回想。
登場してきたキャラクターたちと一緒に思い出を振り返っていく構成が素晴らしすぎました・・・。
思い出を振り返るだけではなく、他のカップルも尊いシーンを見せつけまくってくるんですよね。
この1冊にどれだけの幸せが詰まっているのか、もはや推し量ることすら出来ない質量感。

そして、なんといっても49話。
最終話の50話より、この49話が一番好きでした。

新入生歓迎会のスピーチ。
新入生に向けたスピーチのはずなのに。それはもはや黒沢さんへの感謝と、愛の告白。
友人に支えられて成長できた白峰さん。
感動的なスピーチでしたね・・・。最後の笑顔も最高でした・・・。

そして49話ラスト。
見開き3ページに渡るキスシーンは圧巻でした。
一番の見せ場になっていたのは間違いないはず。
この3ページだけで延々と見ていられる・・・というくらいに、良い
お互いに愛情が詰まりまくってる表情なんですよぉおお・・・!!!

最後の50話。
キスと白百合を送って、フィナーレを飾ったシーン。

こんな綺麗なフィナーレってある・・・?(震え声)

ひたすらに満足感がある最終回、最終巻でした。

記事タイトルにも書きましたが、これはオムニバス百合マンガの一つの正解では?

最終巻で色々なキャラクターを登場させて後押しさせて、最後は大団円。
確かにオムニバスの締め方としてはこれだな、ってのは素人の私でもなんとなく想像はできるのですが。
しかし、ここまでキレイに纏められる缶乃先生。尊敬の念が深すぎる。

おわりに

ということで終わってしまいました、あの娘にキスと白百合を。
とても良い最終巻過ぎて、最終巻にして作品の評価度が急上昇。

このマンガ、なんだか巻を重ねるごとにどんどん面白くなっていったような気がするんですよね。
白峰さんと黒沢さんの間がどんどん進展していったからなのでしょうか?
これはもう一度読み直したいですね。

最高の最終巻、ありがとうございました。

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