【ネタバレ感想】映画 HELLO WORLDを見てきた感想。

投稿者:

ネタバレ有り。閲覧注意です※

2019/9/20に公開された映画、HELLO WORLDを見てきました。
考察というか感想というか、思ったことをメモ書きのように書いていきます。

見終わった感想としては・・・これは大衆向けじゃないなぁ、というのが正直なところ。
まぁCGアニメだし、「SAO」伊藤智彦監督ってところで売りに出してるし、そもそも大衆向けの売り方してないからいいのかな・・・?

全体的な感想を言うと。
序盤は少しのんびりした展開だけど後半は結構面白い。
しかし最後の最後のアレは本当に必要だったか・・・?
ってのが正直なところ。

世界観の描写やオブジェクトを作成したりする細かな設定とか、惑星をイメージした世界観の描写とか、アニメーションとして楽しめる部分は多数あったと思います。映像作品としてはかなり楽しめました。

1番の見どころだったのは、京都駅屋上のシーン。
階段まわりのところ、いい場面多いんですよね・・・。

で、みんなが気になってるというか、「あっ・・・」ってなった結末のところ。
監督は、最後で物語がひっくり返る、ってのをやりたかったんだろうけど、ひっくり返る部分に至るまでの伏線や過程を読み取ることが出来なかったのは、単に私の読解力不足なんだろうか・・・。

一行さんを救って、自分たちの世界をデータ化された世界から切り離して、新しい世界と出会う。
その世界に対して「HELLO WORLD」という意味合いを持たせた、ってことで自分の中でとてもスッキリして終わったのですが。

最後の最後、実は助け出されたのは堅書君だった、っていう衝撃(?)のラスト。
個人的には衝撃というよりも「あぁ、こういうのがやりたかったんだろうな・・・」という感想が上回ってしまった。

あくまでも私の想像というか妄想ですが、堅書くんは何かしらの怪我を負って意識が戻らなくなり植物状態になった。
それはもしかしたらナオミ先生が行っていた例の研究かもしれない?
脊髄に負傷を負った後も試行錯誤を繰り返していたけど、実は脳にダメージを負っていて現実世界ではあのあと植物状態になっていた、というストーリー?
SAOアリシゼーションだと脳に損傷を負ったキリトがアンダーワールドに潜ることによって脳ダメージの回復を図ってますが、それと同じような設定なのかな・・・?
脳に損傷を負った堅書くんが、仮想世界に潜ることで意識の回復を図ってるんですかね。
月で治療が行われてた理由は・・・。よくわからん。
背後で地球が映ってたけど、別に地球が壊滅してたような描写でもなさそう(普通に青かった記憶)なので、地球で異星人が侵略してきて堅書くんが怪我をして意識不明になって月で治療を〜、みたいな感じではなさそう。
治療するためのマシンがでかいとか、倫理観に反する治療なので地球から逃げて月でやってるとか、そんな感じ・・・?

そして救われたのは堅書くんなのか、ナオミ先生なのかってところ。
なんとなくナオミ先生な気がしますが・・・。いや、理由はない。なんとなく。
最後に出てきた一行さんがどちらの世界の一行さんと繋がってるのか、ってとこだけど。
どちらの世界線にせよ、あの一行さんにはならなさそうな気もするから分かんないよな・・・。
これ、何回か見に行けば理解することは出来るんだろうか。
それすら分からないって感じだから、「難しすぎる」って感じてしまったのかもしれない。

さて。
伏線という意味では、”カラス”が思い当たるくらいだけども。
3ヶ月間を見守っていたカラス、というのが一行さん側の外の世界の人達、とも考えられるような。
むしろここくらいしか伏線思い浮かばないのでね・・・。
データ世界に対する強力なアクセス権限をカラスが持っていたっていうのも、それなら納得がいく。
管理者側の一行さんが、それを与えたっていうのはしっくりきますからね・・・。
じゃないと、逆にカラスからいきなり力を与えられるのはなんでやねん、ってなっちゃう。

というのが、ざっくりとしたストーリーに対する感想。
ナオミ先生も実はデータ世界の人間だったってところや、最後はデータ世界から離脱する、って部分の構成なんかは凄く良かったし上手だなと思った。
CGアニメとしての面白さもあったけど、普通のアニメーションでもっとド派手に描いたら違った面白さがあったかもしれない。

そして俗っぽい感想としては。
まぁ、一行さんが可愛い。
可愛いよ、一行さん。
クーデレってやつですよね。わかるよ。
好きだよクーデレ。
あんなにツンツンしてたのに最後はナオミ先生含めて愛を受け止めるシーンなんかは、一行さんの懐の深さを感じでかなりよかった。
いいよ、一行さん。王道っぽいキャラデザも最高だったよ。

というわけで、ダラダラと書き連ねたHELLO WORLDの感想でした。
「誰にでもオススメ!」ってのは出来ないかもしれないけど、人を選んで勧めてみたい映画だなぁと思いました。
見終わった後の感想、聞いてみたいなぁ・・・。
人によって感想が全然違う、そんな作品だと思います。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。