※ネタバレ有り。閲覧注意です※
君は僕の後悔 3巻 – しめさば
2022年5月25日発売、3巻のネタバレ感想記事です。
感想
最近のしめさば先生の作品、ずっしり重たい。
直前だとイレギュラー・ハウンドがすごかった。
あれはなかなか暴力的な内容だったので方向性は違うけど、今回の3巻も高校生の青春モノとしては異次元の重さでした。
1、2巻の青春っぽさから一気に人間ドラマに寄ったような、そんな感覚。
1、2巻の頃からカッター持ち歩いてアームカットしてた時点で何かしらあるとは思ってたんですが、この3巻で話の主軸になるとは。
2巻で薫が頑張って3巻からはハイパーミラクルウルトラスペシャルアルティメットミラクルスーパーハイパーすーはーすーはー青春いちゃいちゃ二等辺三角形正妻いちゃいちゃ小田島片想いデンジャラスアタックで読者たちは満面の笑みタイムと思ってたのに。
蓋を開けてみたらこれ。
いや、面白かったし息を呑む展開だったし、壮亮の熱い気持ちで名越先輩が復活するところなんかは泣けるほどよかったんですが。
お、こういう方向性か〜!
という感じ。
でもしめさば先生のこういう文調自体は、こういうストーリーにはぴったりだよな・・・。
そもそもひげひろだってきっちり重かったし。
むしろ甘々のラブコメ展開を求めてるだけなら、そもそもしめさば先生のファンにはなってないし。
でももっと藍衣と薫とのラブコメ展開読みたいんだよぉ〜〜〜!!!
そういう意味では藍衣の家での一幕とか、バナナボートから落ちた時の薫とのやり取りとかは最高でした。感無量。
名越李咲、これから生きていく上でたくさんの困難が待ち受けているとは思うけど強く生きてほしい・・・。
今の壮亮の矢印は藍衣に向いているとはいえ、壮亮とくっついてほしいんだよなぁ・・・。
この二人がくっつく描写が欲しすぎる。
4巻は藍衣がメインのお話になりそうだけど、今度は家庭内トラブルの話ですか。
またまた重くなりそうだな・・・。