※ネタバレ有り。閲覧注意です※
金装のヴェルメイユ ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~ 6巻
2022年6月10日発売、6巻のネタバレ感想記事です。
前巻、5巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
別の悪魔が現れた!
という5巻ラストからの続きです。
これ悪魔というか、表情も仕草も天使やん・・・。
さらには理想郷を作る能力ってあまりにも有能すぎて。会社に一人欲しい。
ガネットが目指しているのは悪魔と共存できる世界。
まぁ、ノアの能力は平和的なものなので共存という目的と相性は良さそう。
ヴェルメイの能力が破壊に振り切っているので、そこらへんをどう折り合いつけるんだろうか。
そういうのも含めてアルトとヴェルメイは前に進む道を見つけるって固い意志があるようなので、もう見守るだけのフェーズに突入してる感。
ガネットとしては悪魔全体というよりはノア単体を指しているような気がするけど。(ノアに対する何かしらの巨大感情がありそう)
まぁ、ガネットの本心がこの時点で全然見えてこないのでなんとも言えないところではあるのですが。
というか、ノアにお母さんって言われてノアの喜びに打ち震える顔を見て「平和な世界だ….!」とか思った瞬間、次ページのガネットの顔で一撃で地獄に叩き落とされた読者は多かったはず。
僕とか軽くホラー感じちゃいましたからね。普通に声出た。会社で。
なんだろう・・・。ガネットさん、悪いことを企んでいるという顔ではなくて自責の念に駆られているような顔なんですよね。
この顔の理由はなんだろう?と非常に疑問でしたが6巻の中で描写されることはなかった。
最後の戦闘でも必死にノアを守っているように見えるし、悪いことしようとしている雰囲気は全然無いんですよね。
悪いことしようと思ってたら、自責の念に駆られる顔じゃなくて八神月みたいな顔してるはず。
ジェイドと戦ってる時なんて、そのまま死を覚悟してるし。
なんにせよ、ガネットは敵になりえる要素が無さそう。
湖牢のペリドット・リーチャー。
悪人ではなく自分の信じるものに対して突き進んでるだけだし、なんなら世界平和のために尽力してる。
味方になる未来まで見えそう。根っからの悪人じゃないし・・・。
そしてこの人の信念や気持ちについては理解できるけど、それでも自分の気持ちをぶつけていったヴェルメイさんの強さ。
もうここの主人公コンビの方針が揺らぐことは無いと予感。
ペリドットが言ってた「アイオライトの尻拭い」って何だろうと思ったけど、アイオライトが気まぐれ起こしてヴェルメイの回収サボったから代わりにアントレア教国に行って確実に仕事遂行して来いよ、ってだけか。(僕の国語力の問題)
ノアの回収が本命ってことで、ヴェルメイが本命だったってわけではなさそう。
途中からヴェルメイが本命になってそうだったけど。
ペリドットの目標的に、ノアの能力よりヴェルメイの能力の方が旨味あるから?
アルト君とヴェルメイさんは人目を憚らずにキスシーンぶち込んでくるようになりましたね・・・。
シリアスな戦闘シーンの最中にぶち込まれて生徒会メンバーもさすがにあの顔になるわな。
正直めちゃくちゃ笑った。
会長は「ガネットさんに伝えたいこと」があるらしいんだけど、6巻内じゃ結局分からなかった。
とりあえず最強の生徒会長が助けに来てくれたところで6巻終了。
最後のヒーロー着地、カッコ良すぎた・・・。
オタクはヒーロー着地大好きだから勘弁してほしい。
最後に
と、色々とてんこ盛りな6巻でした。
7巻は2022年冬頃に発売予定ということで、まだ数か月待ち状態。
気長に待ちますか・・・。(はやくエレナ生徒会長の戦闘シーンが見たい)