【ネタバレ感想】この愛を終わらせてくれないか(2)

【ネタバレ感想】この愛を終わらせてくれないか(2)

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※ネタバレ有り。閲覧注意です※

この愛を終わらせてくれないか(2) – 筒井いつき

1巻の感想記事(ネタバレ無しですが)は以下リンクよりどうぞ。

1巻のラスト、正体についてバレているという衝撃の展開で終わりましたが、2巻で本人にネタバレする急展開。
この展開はまったく予想できなかった、というか、どんな展開になるのかそもそも予想ができない漫画だったことを思い出した。

物語って、ゴールが明確に提示されているものと、そうじゃないものがあって。
例えば前者だったらスポーツ漫画で全国大会優勝するぜ、的なやつ。
この漫画は圧倒的に後者。一体この漫画のラストが目指すところがどこなのかが予想不可。

という意味で、一体このままどうなってしまうんだ!?というサスペンス要素がある。
読んでいてニヤニヤ、という百合漫画でないのは確かだけど、サスペンス百合というジャンルで見てみるとこれは確かに面白い。

2巻の主題はライバル(?)的な新キャラの登場と、幸子の過去に何があったのかという匂わせの2点。

瞬が幸子に固執する理由が、
瞬が「幸子に愛されている」という実感ってのが、「幸子が傷つく」「幸子が嫌がる」という点なんですね。
これは・・・相当捻れてますよね・・・。
ほんと過去に何があったのか、それとも単純に瞬の愛情が歪みきっているのか・・・。
ここらへんは物語が進まないと瞬の心情がまだまだ分かりそうにない。

で、そこらへんの過去の確執ってどうなってるんだろうという疑問を解消する前に、幸子ちゃん本人が柚の体として目覚めてしまう展開に。
この漫画、各巻のラストで衝撃の展開を持ってくる流れなのか・・・?

次巻予告で「愛される地獄」の真意って書いてあったけど、展開も速い構成だし、過去の確執やらそこらへんが3巻で明かされるのかもしれない。
伏線やら謎がサラサラと解決されていくので、モヤモヤが少ないまま読み進められるのはストレス無くていいですね。
サスペンスだけどスピード感が気持ちいいというか。(サスペンスに何を求めているんだろう・・・)

ではこれから3巻読みます。

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