2020/3/5、「やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)」の試し読みがBOOK WALKERにて配信開始されました。
ってことで、以下思ったこと。
感想?
ついにきた。
試し読みだ。
発売5日前でただでさえ興奮しているのに、昂らせてくれるじゃないか・・・。
BOOK WALKERのページから試し読みを選択すると、親の顔よりよく見た3巻の表紙が飛び込んできた。
なるほど、レイアウトこんな感じですか、と。
数俊の確認の後、私は慣れた手つきで次ページへと画面をスワイプさせる。
まず挿絵。
飛び込んできたのは
いきなりの飲酒シーン。
これだよこれ・・・。
これを待ってた。
こんなの見せつけられたら、とても飲まずにはいられない。
酒だ。
ハイネケンだ。
冷蔵庫まで徒競走だ。
エメラルドカラーのアルミ缶を鷲掴み、音速でプルを引きちぎる。
黄金の液体と純白の泡があれよあれよと五臓六腑に染み渡り、社畜産業でズタボロにされたフィジカルをとんでもないスピードで癒してくれる。
はやく人間になりたい。
閑話休題。
挿絵に戻ろう。
あらためて挿絵をじっくりと拝見させていただく。
右から左へ。舐め回すように視線を滑らせていく。
大量の酒缶が激務解放後の喜びをフラッシュバックさせ。
健康的で蠱惑的な御御足が、ハイネケンでヒートアップした頭を尚一層燃え上がらせ。
床にそり立つ扇情的なその指先は都指定歴史的建造物(賃貸)もかくやと言わんばかりの輝きを放ち。
今にも触れ合いそうな鼻先と鼻先は、少年と宇宙人が心を通わせる某有名映画のワンシーンを思い起こさせ。
そして最後に。
我々の視線は佐伯先輩の右手に注がれる。
こんなの見せられても飲まずにいられる奴は全員未成年に違いないのだ。
酒だ。
ハイネケンだ。
冷蔵庫までタクシーだ。
黄金の液体と純白の泡があれよあれよと五臓六腑に染み渡り、連日の飲酒でズタボロになった胃と肝臓がそれ以上はいけないということを右脳に訴えかけてくる。
はやく健康になりたい。
閑話休題2nd。
佐伯先輩、ビールをしっかりとグラスに注いでいらっしゃる。
育ちがいい。
育ちがいいとビールをグラスにうつすのかと言われると甚だ疑問だが、発育も良い。
ゆるやかにウェーブしたその髪は湿り気を帯びているようにも見え、そのまま髪先へと視線が誘導される。
見よ、見よと言う声が左脳から響いてくるようだ。
そして飲酒ペースが早い。
まだ泡がこれだけ残っているのに残量がこれだけしか無いと言うことは、グラスに注いでから十分な時間は経過していないはず。
肝臓は大切にしなければならない。
挿絵に向かって小一時間説いた後、私は冷蔵庫を見つめる。
こんなに楽しそうに飲酒する姿を見せつけられて、飲まずにいられることがあろうかいやない。(反語)
酒だ。
ハイネケンだ。
冷蔵庫までトランポリンだ。
だがしかし、無い。
無い。
ハイネケンが無い。
おかしい昨日確かに買っておいたはず。
挿絵でこの破壊力ということは、本文のお供にアルコールが必須であることは誰もが気づいているはず。
本文に入る前に、排気ガス臭くなってしまった部屋を後にし僕はSEIYUへと向かった。
(つづく)
※たぶん次は3/10以降の感想記事(今度こそ)