※ネタバレ有り。閲覧注意です※
その着せ替え人形は恋をする 12巻 – 福田晋一
2023年9月25日発売、12巻のネタバレ感想記事です。
前巻、11巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
今回も”天命”を題材としたお話でした。
10巻あたりの流れから海夢がそろそろ告白するかな、という流れが来ていると思ったのですが(そもそも10巻より前からか・・・)
五条くんが本気の衣装製作モードに入ってしまってそういう雰囲気じゃなくなっちゃいましたね。
しかしこれはこれで、五条くん覚醒モードっていう感じがしていて迫力があって面白い。
でも12巻最後は「できました。寝ます。」っていういつも通りな五条くんでよかったです。
次は天命って作品が扱われるらしいけど、作者にやたらフォーカスされているから司波っておじさんと何かしら絡みがあるんだろうか?
自分の表現したかった世界がコスプレで表現されていて感動した司波がコンタクトしてくる、とか?
作者である司波刻央がやたらと描かれているので気になりましたが、果たしてどうなるのか。
11巻の時の感想で言ってた上記の件ですが、やっぱりアリな方向な気がする。
コミケに出て話題になってバズって作者本人の目に留まったりするかもしれない。
なんかもう、そうなると雛人形の頭師というより衣装製作の有名人みたいになりそうで大丈夫か・・・?
とも思ったんですが、12巻の五条くんを見る限り、彼の軸は今までの人形制作にあるっていう部分が見えてきました。
いろんな方向に話が行きつつも、結局は軸に返ってくるっていうこの漫画のスタイル、安心して読んでいられる。
(軸って意味だと、衣装作って海夢が着て、次の作品の衣装へ。ってスタイルは不変)
今回の限界語録シリーズは五条くんがダウン着た時の海夢と、勝負下着について語る店員さんだったな・・・。
この漫画の中に出て来る限界語録シリーズ、やたらと説得力あるのはなんでなんだろう。
作者の人生経験の深さから来てるのか?これ・・・。
13巻はいよいよ天命の衣装お披露目の巻なので本当に楽しみ。
今までは撮影スペースが多かったけど、コミケだとどうなるんだろ。
アコスタの時みたいな雰囲気になるんですかね。(コミケは規模が違いすぎてちょっと想像つかない)
着せ恋、発売日直後にすぐ読み終えちゃうから半年待ちなの毎回つらい・・・。