※ネタバレ有り。閲覧注意です※
弱キャラ友崎くん Lv.3 – 屋久ユウキ
2巻の感想記事は以下リンクよりどうぞ。
2017/1/23に発売された3巻のネタバレ感想記事となります。
感想
個人的に神巻でした。
ここまで読んで、3巻≧1巻>2巻という感じで好み。
1巻がめちゃくちゃ面白かったのですが、それを上回ってきた。
唯一3巻に心残りがあるとしたら・・・。
菊池さんに浴衣かわいいって言ってあげろよおおおおおおおおおお
花火大会中、早く言え早く言えと、そればっかり気になってどうしようもなかった。
告白どころか浴衣を褒めてもらえさえしない菊池さん・・・。
まぁ、そういうところが友崎と菊池さんの二人の波長が合うってところでもあるかもしれないのだけど。
それにしてもやっぱり菊池さんが可愛い。
菊池さんのシーンだけ「光が」とか「妖精が」とか、ちょっとシーン描写が神々しくなるのめっちゃ好き。
3巻は日南との関係性が大きく変わった1冊でした。
これ、個人的にめちゃくちゃツボでした。
このまま言われたままに強くなっていくだけじゃなく、自分のモラルとやりたい事は貫きつつ、人生を攻略していくという。
水沢の言葉には全く折れなかった日南が少しだけ譲歩した瞬間、「友崎、レベル上がってんじゃん・・・」ってなりましたね。さすがはLv.3。
日南の感覚、誰でも分かると言えば分かるやつですよね、これ。
例えば集団の中で笑ったり、誰かと言い争ったりしている時、明らかに自分が「演じてるな~」って瞬間。
つまり自分が「プレイヤーだな」と思う瞬間。
これをプレイヤーではなく「キャラクターとして」やっていくことを決めた友崎。
ゲームという単語がここでも繋がってくるとは。
1巻でも思ったけど、やっぱり小説が上手すぎる・・・。
日南さん、これでもこれくらいしか折れないのかよ、と思いはしましたが。
これだけでも相当な進歩ですよねぇ・・・。
なんたってラスボスだし。
なんだかキスしそうになるシーンとか、「お?なんだ?」って思うところはあるけれど。
プレイヤー、キャラクターのこだわり以外はまだ色々と内面が見えてこない日南さん。
どうしてこんな性格になったのか、過去もまだまだ謎だし。
まだまだ背景設定を隠してそうなところを見ると、やはりこの子がメインヒロインなのか・・・?と思ってしまうのは仕方がない。
菊池さん・・・・・・。(泣いちゃう)
最後に
俄然楽しくなってきた、このラノベ。
1巻読んで「無理だこれ」となった人はしょうがないけど、この空気感とか設定が大丈夫な人はとことんハマれそうなので、うまくハマれて良かった。
キャラクターも逐一可愛いし。
なにより女キャラがことごとく主人公にハマる、みたいなご都合ハーレムじゃないのも素晴らしい。
さて、急いで4巻を読もう。
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