【ネタバレ感想】運命の人は、嫁の妹でした。 1巻

【ネタバレ感想】運命の人は、嫁の妹でした。 1巻

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※ネタバレ有り。閲覧注意です※

運命の人は、嫁の妹でした。 1巻 – 逢縁奇演
2022年7月8日発売、1巻のネタバレ感想記事です。

感想

超大当たりの一作でした。めちゃくちゃ面白かった。

ヒロイン2人ともそれぞれに個性があって魅力的だし、何より可愛い。
前世のSF設定も、これだけで別作品として成り立っちゃうんじゃないの?ってくらい面白い。
これはこれで外伝として読みたいまである。
そして恋愛面でのストーリーもめちゃくちゃ面白い。このラストは続きが気になりすぎる。

と、色々と要素てんこ盛りのラブコメでした。
あとがきにも書いてたけど、王道ラブコメって言われてこれ書くのはさすがに面白すぎる。王道が迷子。

赤面だったりいじらしい描写が大好きな自分としては、今のところは兎羽推しなんすよね・・・。
素直になれなくて照れまくる仕草が反則級に可愛い。
照れてる時のセリフも逐一破壊力が高い。
今のところ正妻(公正証書的な面で)が兎羽なのでこういうイチャイチャ面では強い、ってのはありそう。
ここから獅子乃がどう巻き返してくるか、ですが・・・。
2巻以降、ドロドロの予感しかしないぞ。大丈夫かこれ。
現実世界でも殺し合い始めちゃったらしゃれにならない。
でもな・・・。二人とも巨大感情だし、どっちもヤンデレ気質あるからな・・・。どう転ぶかわからん・・・。

獅子乃は、大吾を計画的に落としに行く作戦を練っているシーンが良かったですね。
兎羽と違ってストレートにアプローチできるチャンスが少ない分、こういうドロドロを匂わせるような性格は両者の違いが明確になっていて個人的に好みです。
2巻以降、ストレートに大吾に好意をぶつける兎羽 VS じわじわと大吾を精神的に依存させようとする獅子乃の争いが見たい。
あれ、でも1巻ラストでキスしちゃってたし、なんならガッツリ目撃されてるし、もう計画的にも何もないよな・・・???

そして何と言ってもSF設定の豪華さ。
現代世界のラブコメ作品で、前世設定のためにここまでSF設定盛り盛りな描写いるのか??
思わずのめり込んで読んじゃったじゃん・・・。
10万年が1秒に圧縮されてるとか、銀河鉄道だとか、巨大なカタツムリだとか、情報量が多すぎて読んでて楽しかった。(そういえばセカイ系作品読んだの久しぶりかも)
ラブコメメインなのかSFメインなのかもはや分からなくなってきたまである。
しかし、これだけ重厚な終末世界描写で愛を誓い合った前世の二人を描いているって背景があるから、今世においても運命に振り回される登場人物たちの巨大感情に磨きがかかるんだろうなぁ、としみじみ。
というわけでSF設定盛り盛りにする必要、あります。(手のひらくるりん)

SF世界のラストだと、なんとも言い難いけど兎羽エンド・・・?
と言っていいのか、これは?
くっついたと言うより、単純に獅子乃が取り残されたエンドという方が正しい気がする。
でもまぁ、兎羽が見た夢の中では「運命を乗り越えろ」的なこと言われてたし、そういう意味では前世で結ばれたのは(結末はともかく精神的な意味で)獅子乃ってことになりそう。
作品タイトルでも、運命の相手は獅子乃だし。
でも2巻で、銀河鉄道から落ちた後の話も描かれそうな気がするしまだまだ先は分からない。

と考えた時に、二つの感情が湧いてきてオタクは悶え苦しむんですよね・・・。
一つは、やはり運命のままに獅子乃と結ばれると言う王道ルート。
もう一つは、運命だろうが前世だろうが、今世で先に結ばれたのは兎羽ということで、運命に負けずに大吾が愛を貫くルート。(ラストで獅子乃とキスしちゃってたけど・・・)

これね、どっちに転んでもつらいんですよ。
でもまぁ三角関係ラブコメなんてどっちに転んでもつらいのが運命。こっちの運命には抗えない。
そしてどっちに転んでも、どちらかは義妹になるという運命もやばい。逃げることすら不可能。
(ここで僕の脳内に浮かぶ、「今まで逃げてきてばかりだった兎羽だけれど義妹という立場からは逃げられない(戸籍的な意味で)」という不穏なプロット)

ちなみにゆいちゃんが「獅子は兎より強いけど、どちらが繁栄した動物かなんて言うまでもない」とかいうセリフを言ってましたが・・・。
え、これが伏線とかだったり・・・しないよね?

最後に


2巻の発売日は9月9日に決定しているようです。
1巻がこれだけ面白すぎるラストで終わっちゃってるので、2か月弱とは言え待ち遠しすぎる・・・。
発売延期なんてことになったら横浜中華街に攻め込みかねない。
 
 


あと、感想ツイートで10名にタペストリーが当たるキャンペーンもやっているようです。
7月末までのようなので、私も応募してみます。

はやく9月9日にならんかな・・・。(読み終わった後のオタク呟きあるある)

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