※ネタバレ有り。閲覧注意です※
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) – 七菜なな
ひとまず3巻まで読みました。
3巻で一区切りしたかな?と思ったので、3巻時点での感想。
感想
読み始めると、そこには私の大好きな両片思い展開が広がっていました。
というわけで両片思い作品でした。万歳。
ラノベ買うとき、なんの情報も無しにAmazonから「お前にオススメ」って言われたやつを脳死で買ってるのでよくこういう事態に陥る。
今回はうれしいパターン。
そしてこの作品は、お互いに距離があまりに近すぎて周りからも「え?付き合ってなかったの?」ってくらいの関係だけど、今の関係性が壊れてしまうから自分たちで「親友だから」って自己催眠をかけて誤魔化すタイプの両片思いジャンル。
その距離感で友達っていうのはちょっと無理があるぞ・・・と思ってしまうのはジャンル的にご愛敬。
そんな距離感なのに相手に想いを伝えられない、一歩踏み出せば簡単に結ばれるのに、というヤキモキする状態が最高に楽しい。
僕が死んだら、両片思いの片割れの友人ポジションで両片思い状態を完全に把握している状態で「お前ら・・・まぁ、俺から言うのも違うと思うから何も言わないけどさ」って助言してあげる男子高校生に転生したい。
ってことで、この本には両片思い的に美味しいシチュエーションが大量に盛り込まれていました。
両片思いだけじゃなく、親友ポジションだったのに異性として見ざるを得ないようなシチュエーションで二人はどうなっちゃうんだジャンルも的確に盛り込まれてましたからね・・・。
天丼に鰻が乗ってるくらいのボリューム感。
そんな天丼に鰻状態なのに脇から差し込まれたのが正統派黒髪美少女の榎本さん。この子は正統派なので海鮮丼にしよう。
つまりこのラノベは、天丼に鰻に海鮮丼なくらい美味しいところが盛りだくさんだったわけです。別々で食べたい。
しかし一緒に食べても・・・胸やけしたりはしないんですよね。ラノベは食料品じゃないので。
榎本さんのこと海鮮丼って言ったけど、海鮮丼の具が深海魚だったりワラスボだったり、とんでもないもの入ってそうなんですよね・・・。
見た目的に圧倒的正統派美少女ヒロインなのに、負けイン確定な上にパワーでごり押す系だから、ちょっとワサビでアクセントなんてもんじゃない。
つまりこのラノベは、天丼に鰻に海鮮丼と思っていたところにまさかのプッチンプリントッピングってくらい構成が豪華だったんです。
ちょっとよく分からなくなってきたので上で書いてた感想は無かったことにしてやり直します。
まず日葵ちゃん。
可愛い。
両片思いのムーブとしても完璧だし、普段はボディータッチくらい平気でやっちゃうのに、そういう場面ではありえんくらい赤面してしまうところが優勝している。
3巻ラストでは、これは・・・付き合った、ってことでいいんだよね・・・?
特別な関係、みたいに言ってたけど確定している様子が無かった。
え、そういう含みを持たせる感じでも読者をヤキモキさせてくる・・・のか・・・?(それはあんまりいらない)
次に榎本さん。
可愛い。
黒髪ロング美少女が嫌いな日本人って日本にいるんでしょうか?
IYA、INAI。
あのクールな感じで恋愛に絡んでくるのもめちゃくちゃアリだな・・・と思ったらあっさりデレデレになっていた。
キャラ崩壊早かったなぁ・・・。
でも可愛いから許した。
3巻終了時点では負けイン確定ですが、将来的に日葵からもらう、ってのを武器にまだまだ立ち回ってくれるんですかね?
むしろ立ち回ってくれないと榎本さんの活躍の場が無くなってしまいそうなので、その点は強く期待したいところ。
まぁ4巻と5巻の表紙が榎本さんっぽいので、まだまだ大活躍してくれそうだという予感はするのですが。(メタな先読み)
日葵ちゃんはもう大活躍したから次からの4、5巻は榎本さんのターンになるのかな?
メインヒロインを主軸に日葵をがっつり描く、というよりは結構ダブルヒロイン構成に近い展開になるんでしょうか?
くっつく前ならわかるんだけど、3巻ラストで日葵とくっついてからもその構成でガンガン進めていくっていうのは結構珍しいよな・・・。
うーん、やはり天丼に鰻に海鮮丼にプッチンプリン・・・・。(やめたはずの話題)
最後に
この作品、アニメ化決定しているみたいですね。
ボリューム的には3巻ラストまでやりそうな気がします。
1クールでやるにはちょうどよさそう。
4巻以降も引き続き読んでいこうと思いますが、榎本さんかなり好きなので活躍してくれそうで嬉しい。
これで表紙だけでした詐欺だったら普通に泣く。年取ってから涙もろいからな。
4巻以降も、面白かったら感想書いていこうと思います。
(両片思い作品、両片思いが終わってくっついちゃったら読まなくなっちゃった前科が多すぎるのでちょっと怖い)