※ネタバレ有り。閲覧注意です※
2019/1/12に劇場公開された、
「劇場版Fate/stay night Heaven`s Feel Ⅱ.lost butterfly」
をようやく見て来ました。
前日にⅡ.presage flowerを見て復習してから、本日のⅡ.lost butterfly。
Twitterには「しんどい」だの「魂持っていかれた」だの、とんでもないような感想が蔓延ってましたが。
しんどい上に魂持っていかれました。ふわっとした感想
結末を知っているとはいえ、あまりにも残酷なストーリーにゲイ・ボルグされたかのような苦しさ。
ただ真桐の聖杯であるという理由だけで、ここまで残酷な運命を背負ってしまう桜。先輩といられればそれでいいのに・・・。
自分が望んだ訳でもなく、本当にただただ遠坂の家に魔術の才能を持った人間が二人生まれたという理由だけで、凛と別方向の列車に乗ってしまった。
慎二に少しだけでも魔術師の素養がありさえすれば、こんな人生じゃなかったのに。
こんなに健気で良い子なのに、残酷すぎるよ奈須さん・・・。
原作をプレイしたのは15年前ですが、未だにストーリーが頭に入っている作品って事を考えると、Fate/stay nightって本当に凄い作品ですね。
原作3周目ルート、最後のあのCG。未だに脳裏に焼き付いています。
次回予告を見た時、最後のあのCGの一片が写っていましたが、スクリーンを見ながら少し泣きました。
2020年春に最終章を見てしまったら、感動で心がどうにかなってしまうんだろうなぁ・・・。
セイバーオルタVSバーサーカー
なんだこの戦闘シーンは・・・。圧巻すぎる作画と迫力。
単に映画館が老朽化しているからかもしれませんが、セイバーオルタが爆音を轟かせる度に地面と席が震えて臨場感が半端じゃなかった。
この映画を見てしまった後だと、戦闘モノの週アニメが物足りなくなってしまいそう。
SAOの戦闘シーンですら「すげぇ」と思っている私ですが、これはちょっとレベルが違いすぎる・・・。
劇場版アニメと地上波アニメを比べるのがそもそも間違っていますが、幾ら何でも凄すぎて。息をする事すら忘れてしまうとは正にこの事。
最後のセイバーオルタのエクスカリバー。
音声こそありませんでしたが、唇の動きから分かる宝具名。ここ、鳥肌案件。
えっちなシーン
圧倒的すぎるえっちなシーン。
思わず前屈みになってしまった方々は少なくないでしょうし私がその内の一人です。←
単にえっちという訳ではなく、艶めかしさが異常。
私の後ろで女の子2人が見ていたのですが、士郎の指の血を舐めるシーンで、背後から息を呑むような小さい悲鳴が聞こえました。
分かる。すごく分かる。
なんなら、あの指を舐めるシーンが一番えっちだと私は思っている。(だから何だと)
後、強いて挙げるとすれば・・・
「私、処女じゃないんですよ」
かな・・・。
いや、これは本当に蟲のせいだからアレなんだけど、やっぱりFate/stay nightの名台詞の一つなんだよなぁ。
分かっていても興奮してしまった私。
唇の動きがズルいよ、あのシーン。作画班、仕事し過ぎなのでは。
そして清楚・清純をイメージしている(皮肉だよなぁ…)であろう、白いワンピース。
ああいう形の白いワンピースを今後見かけるたびに劣情が膨れ上がりそう。
この映画PG12だけど、思春期真っ盛りの方が見たら今後の人生の性的嗜好に与える影響が大きすぎるのでは。
正義の味方
桜だけの正義の味方になった士郎。
雨の中桜を見つけ出し、二人で一緒に家に帰るシーン。
途中、凛とアーチャーの横を通って自分たちの道を進んでいく事を選択するわけですが。
一旦立ち止まり、再度歩き出すシーンでは桜が第一歩を踏み出している。
その後は、士郎が桜の手を引き先導している。
桜の前に進もうとする意思、そして桜を守ろうとする士郎の意思が感じられる、感動のシーン。
終盤、包丁を持った士郎ですが、余りの葛藤と悔恨の深さに…
あぁ…裏切るとも
主人公って、やっぱり格好いいんだよなぁ。
最終章で悪いことは悪いときっちり叱ってくれると信じてます。
lost butterfly
今回のサブタイトル、lost butterfly。
ラストでは黒い蝶のようなものが出てきましたね。
そして黒桜になってしまった・・・と。
堕天的な意味合いでしょうか。
butterfly(桜)が堕ちてしまった(lost)、と・・・。
数羽が輪になって踊る中、一羽だけ弾き出されてしまった黒い蝶がいましたね。(いましたよね・・・?)
何となく二通りの解釈が出来るかな、と。
①弾き出されてしまった蝶は桜。輪になって踊っている蝶たちは、桜にとって残酷過ぎる運命を与える人々や、世間・世界を意味している。
②輪になって踊っている蝶たちが桜。堕天した桜にとって、もはや不要な物は切り捨てられる。それこそ、今しがた切り捨てた慎二のように。弾き出された蝶は、不要なものは切り捨ててしまうという桜の堕天を象徴すると共に、切り捨てた人間(直近だと慎二)を意味している。
I beg youが桜目線の歌だという前提で、最初のサビの歌詞に着目してみると「輪になって踊りましょう」「目障りな有象無象は全て食べてしまいましょう」という部分があり、これを込みで考えると②が近いような気もする。
しかし「何故世の中の人たちは私を嫌うんだろう」(セリフうろ覚え…)というセリフの内容から考えると、①の意味合いが近そう。
どっちの意味合いも孕んでいそうなので難しい…。
こんな事書いておきながら、製作者の方々の意図するところは全く違うのかもしれません。
それでもこれだけ妄想出来るんだから、やっぱり映像作品って面白い。
最終章は2020年春
とにかく、何があっても2020年春までは死ねなくなりました。
都市部で大量の意識不明者が出ようが、失踪者が出ようが、到るところでガス爆発事件が起きようが、この最終章だけは絶対に見ないと死ぬに死ねない。
もう、今すぐにでも最終章の最速公開を予約したい。
このHF2章は1章公開時点で2018年公開予定となっていたので、若干バッファを見て2020年夏くらいに公開かな・・・?
今回、見ている間ずーっと鳥肌が立ってて、帰るときも鳥肌引いてなくてひたすら寒かったので、夏くらいがちょうどいいかも。
2/9からはフィルム配布が始まるみたいなので、また4日後に見よう←
とりあえず2/9も見に行けばいいってことですね。 https://t.co/T30hkyMAkS
最後のアレ 蝶なんですね…人型の紙みたいな薄っぺらい人形かなと思ってました たしか七匹いたので七…七…サーヴァントの数じゃん! でもなんで?とひとりでに混乱してました heaven’s feel って解釈の幅がだいぶある気がします
さんさんさん
コメントありがとうございます。
確かに思い返してみると、人形の薄っぺらい紙、形代のような形状してましたね。
人形のようにも見えましたし、蝶のようにも見えましたし・・・。
早く円盤を買ってじっくりと考察したいですね。