※ネタバレ有り。閲覧注意です※
はねバド! 72thラリー 「Bright(光よ)!!!」
good!アフタヌーン 2019年4月号に掲載の「はねバド!」。
ネタバレ感想記事となります。
前回71thラリー「胸を張って」の感想記事は以下リンクからどうぞ。
コニーVS路
まさか今月号で決着することになるとは思いませんでした・・・。
それも、圧倒的大差で・・・。
決着の瞬間も、結果表を見せるだけで終わりという(泣)
今まで路の出番って余り無かったので、ここからカッコいいところを見せてくれると思っていたのですが。
まさか前号で「クソがァァァァァ!!!」を言わせた時点が一番の見せ所だったなんて(泣)
今月号なんて、もう見せ場の一つすら用意させてもらってなかった。これは可哀想・・・。
でも、目の端に涙を浮かべながらも最後まで諦めない姿は格好良かった・・・。
あいつらはダークサイド過ぎてもうダメだ・・・。
綾乃とコニー
完全に闇堕ちしてしまった模様。
闇堕ち自体は前からしてたけど、遂にお母さんが後悔し始めてしまいました。
本日発売good!アフタヌーン最新号、濱田浩輔先生『はねバド!』掲載!
圧倒的強さのコニーと、闘志むきだしパワー全開の路。今号も準決勝が激アツ!
一方すでに決勝進出を決めた綾乃。心はすでに、戦いたくて燃えてます。魂の勝負、そして綾乃とコニーを見守る有千夏にも注目の1話です! pic.twitter.com/3Ny0CsAOYG
— 『はねバド!』担当たかはし (@hanebad_gafter) 2019年3月6日
綾乃とコニーの昔、そして現在の対比の1ページが今回あったのですが。
ママー!ホッペシマシマ~ →
お母さーん!あそぼー! →
もう何も言えない。だめ。
特にコニーがやばい。過去のコニーが天使的すぎる程に圧倒的に天使。
過去時点だと志波姫と同レベルで天使だった。
今は完全に反ジェダイ。
この子達が更生することはあるのだろうか。(もはや何のマンガなのか感)
有千夏
そういえば病気でしたね・・・。←
綾乃が盗み聞きしていたという、例のシーンの回収。
娘たちの現在の姿を見て、これで良かったのかと後悔する有千夏。
しかし、自分が育て上げた娘たちが、全国の決勝で激突する。
有千夏は、そのバドミントンが見たくて見たくて。
歪んだ性格に育ててしまった。そのような後悔もあるけれど。
この人達にとって、一番の存在はやはり”バドミントン”。
体育館を去っていく時の有千夏は、後悔が混ざりながらも、愉悦に浸っているような・・・。
そんな表情でした。
その顔を見て、全てを悟る綾乃。
綾乃の言葉からは、母親への愛を感じましたね・・・。
娘はしっかり育っていた。
歪み
綾乃
綾乃は自身が歪んでいると分かってはいるものの。
(正しくは、周りの人間から”歪んでいる”と思われていることを悟っているものの)
「私は歪んでない」と強調しています。
生き方に正解なんてない。
綾乃は、全国の決勝に辿り着き。強い相手と戦い。そしてその相手を倒す。
その行為に何よりもの喜びを感じ。
その行為によって成り立つ世界こそが、自分自身が光を浴びることが出来る世界だと確信している。
それこそが、母親と共に辿り着いた私達の正解だ、と。
「この夏に感謝したい・・・!」
光を見つけられた夏の舞台。
短期的な目線で見ると、これは勿論、夏の全国大会のこと。
しかし長期的な目線で見ると、恐らくこれは母親である有千”夏”のこと。
この喜び、光を教えてくれた。
そんな感謝があるのでしょう。
コニー
一方のコニーの歪みと言えば。
コニーの歪みは、自己完結型。
自身こそが絶対的な存在だと信じて止まないコニー。
「この気持ちを 誰かと分かち合いたいなどと思うものか!」
自身のパフォーマンスが最高潮に達したときこそが、コニーの最大の喜び。
もはや対戦相手が誰なのか、あまり関係ないような雰囲気ですね・・・。
パフォーマンスを高めてくれるレベルの相手であれば、誰でもいいような・・・。
Bright
バドミントンという共通点こそあれど、二人が求めている”光”は対極にあると感じました。
有千夏に見ていて欲しい。
そして、今のこの喜びを、エレナに共に感じて欲しい。
自分一人ではなく、周りの人間がいてこそ成り立つ綾乃のバドミントン。
誰とも分かち合わなくていい。
自身の肉体がはじける時に感じる興奮だけが、コニーの喜び。
一人だけでも成り立つコニーのバドミントン。
いよいよこの二人が激突するわけですが・・・。
有千夏の娘たち。果たしてどちらが勝つのか。
雰囲気的にも主人公的にも、綾乃が勝ちそうではありますが・・・。
「支えてくれた人達の力が~」みたいな展開もありそうで。
今言ってしまうのも無粋な感じではありますが(笑)
ちなみにエレナという言葉について調べてみたのですが、ラテン語で「太陽、光、輝き」という意味があるそうです。
エレナにそばで見ていて欲しいと願った綾乃。
綾乃にとっての光は、支えてくれた周りの人達だったということを暗喩しているのかもしれませんね。
ダークサイドに真っ逆さまな二人・・・。
更生はありえるんだろうか・・・。
次回73thラリーは4月5日とのことです。
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