※ネタバレ有り。閲覧注意です※
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第26巻 – 赤坂アカ
2022年6月17日発売、26巻のネタバレ感想記事です。
前巻、25巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
この四宮家騒動、かなり大きな問題なのでもっと長引くかと思ったけど26巻で一旦のまとまりを得た感じになった。
まぁこれ以上大人たちの政治の話をずっと続けてたら、恋愛漫画じゃなくてそっちのベクトルの話になってしまうからここらへんがいいバランスなんですかね。
あとはかぐやが四宮と四条の和平を取り持てるのかが非常に重要なところなんだけど、次巻から白銀の海外留学の話が始まるっぽいですね?
白銀は海外で実力つけつつ、かぐやは日本に残って四宮家と四条家の関係修復に向けて動く感じなんだろうか?
もはや四宮家の家長としての風格、かぐやが一番な気がしてきたな・・・。
今回の根回しの周到さといい、それを可能にする頭脳といい先の見通しの鋭さと言い・・・。
かぐやが根回ししていた仕掛けを全て見抜いた上で、行動に移してしっかりと結果を出す白銀もすごいんだよな。
もうかぐやが長になって、四宮グループはこの二人に任せればいいのでは。
ヘリ運転できる万能な親父もいるし。
あとこのマンガのいいところは、シリアスな展開でもずっと重たい空気ではなくギャグを挟んでくれるところ。
なので鬱々とした気持ちにならずに読み進められるのでどの巻を読んでもいつも面白い、というのは本当に強いと思う。
ペヤングベヤングのところはわかりみが凄すぎた。
湯切りの天井落とし、全人類が一回はやったことがあるやつ。
あとデコピンで蓋についたかやくをはじくやつ、僕は容器を机に叩きつけることで頑張っています。(謎の告白)
めちゃくちゃ切なかったのが帝。
人間的に普通にいい奴だし行動も真っ直ぐだしきっぱり諦めるところも好感度爆上げ事案だった。
そんな帝を「この世界でたった一人」とバッサリ切り捨てるシーンは半端じゃないくらい切なくはあるけれど、正カプルートとしては最高にアガるシーンだった。
最後の最後は見開きを盛大に使いつつ二回目の告白シーンをやって終わり、と。
あまりにも大団円っぽい終わり方で「もしや最終回・・・?」という疑念すら湧いた。
なんだかんだ四宮家騒動が大きかったので石上と伊井野の関係が進んでいないから、次巻では盛大に進めてほしいところ。
伊井野の魔性を楽しみに生きている感じは否めないからね、実際。