※ネタバレ有り。閲覧注意です※
彼女、お借りします 第26巻 – 宮島 礼吏
2022年5月17日に発売された26巻のネタバレ感想記事です。
前巻、25巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
前半つらすぎ。
この金髪女、ほんと許せねぇ・・・。(過激派)
というくらいには、なかなかに許せないムーブ・・・。
これが純粋に、「みんなを騙すなんて許せない!」という感情だったら全然いいんだけど、
自分自身の破壊衝動のためにここまでやるムーブはちょっと無い・・・。
最近の漫画の中でも結構嫌いになっちゃいそう、麻美ちゃん。
それはそれとして、いよいよ秘密がバレてしまった二人。
今までのゆったり展開からすると、25巻ラストから、26巻冒頭で「よく見えなかった」とか言って終わりかなー、くらいに思っていたらめちゃくちゃ急展開。
読者目線からしても、めちゃくちゃつらい展開すぎてページ早めくりだったもん・・・。(ちゃんと読め)
レンタル彼女がバレたってことだったけど、和也とは普通に付き合っていてバイトとしてレンタル彼女してるだけです!じゃダメだったのかな?
まぁ、そもそも和也にこんな美人が、って点が不自然に思われてたんだから、それは説得力無いって話ですかね。
和也が千鶴を支えてあげようとか、そのために色々とやってあげた行動は素晴らしいし応援してあげたいのは本音だけど。
しかし、たしかに二人がみんなに嘘をつき続けているというのは事実なのが厳しいところですよね。
二人の間に色々あったというのは本当だけど、騙し続けているというのも事実。
そこらへんについても綺麗に落とし前つけてくれるかなとも思いましたが、本当は付き合っていないという嘘だけは今回も残ってしまった模様。
おばあちゃんにだけは綺麗に落とし前つけなあかんで、今後・・・。
一番の山場としては、やはりキスシーンなんでしょうね。
きちんと想いを伝え合ったり、というより先にまずキスシーンがきたか。
これはこれで驚きだったし、キスシーンの描写はボリュームたっぷりですごかったけど・・・。(なんかすごかった)
しかし何がすごいって、ここまで来てなお千鶴の本心が分からないというところ。
ここまで来るともはやミステリー作品の様相を呈してきた。
好きじゃなければキスしないのでは、しかしあの場を切り抜けるために、的な思考がぐるぐるしつつ。
とは言うもののラブコメ作品の正ヒロインとしてここまでやっておきながら最終的には好きじゃない、ってのはおそらく無いだろ。というメタ的な解釈もしてしまう。
でも最後の最後でいちご100%みたいなパターンありえるからな・・・。
世の中は不思議でいっぱい。
まぁ禍根は色々と残りそうだけど、27巻はどうなるのやら。
麻美ちゃんはまだ何かしてきそうで怖いし・・・。(もう帰って・・・)
思いがけない形で千鶴に想いが伝わってしまいましたが、ちゃんとした告白シーン、あるよね・・・?