※ほんのりネタバレありなので注意です
リコリス・リコイル Ordinary days – アサウラ
感想
絶賛放送中の最中に発売されたスピンオフ小説、さっそく読みました。
まだ読んでいない方のために言っておくと、これを読んでいないとアニメの設定を補完できないとか、そういうことは一切なかったです。
タイトル通りに、本当にOrdinary days。
喫茶リコリコを中心に、お客さんの視点も交えつつ描かれる日常の一冊になってました。
逆にアニメを見ていないと背景設定とか理解できないのでアニメを見てから読むのがオススメ、というか必須かもしれません。
あとがきか何かに3話まで見ていれば大丈夫、とも書いてましたし。
そしてアニメの最新話(現在11話)の方は本当に大変なことになってる現状で読んじゃったせいで、端々の描写を深読みしまくりながら読むハメになりました。
色んなセリフや描写が刺さるのなんのって・・・。
個人的に好きだったのはゾンビの話。無論、百合的な意味がでかい。
妄想の中だから許されるレベルの百合の触れ合いがあったよね・・・。
そしてゾンビ退治も巨大怪獣もここで回収してくるとは。(リスは怪獣なのか?)
次の主題が中学生の女の子のめちゃくちゃ重たい話だったので、落差がすごかった。
読みながら4話の気になった文章にマーカー付けてたんですが。
どういう気持ちで読んでたんだ、昨日の僕。
これは百合小説・・・これは百合小説・・・。(これは百合小説として売り出されているものではございません)
なんにせよ、アニメの方がああいう展開なので、こういった日常系のお話をじっくり読めたのはとても良かったです。
日常系の話だけで何クールやってくれても構わん、って本当に思いながら毎週土曜日の夜を過ごしてる。
もし2クールだったらもっとOrdinary daysな話も多かったんでしょうが、逆に1クールくらいだからバランスがいいのかもしれない。
まったく飽きる要素が無いし。
というわけで、非常に平和で楽しい喫茶リコリコの日常を垣間見ることができました。
またスピンオフ出してほしいし、更に欲を言えば2期もやってほしいです。