【ネタバレ感想】これはあくまで、ままごとだから。 1巻

【ネタバレ感想】これはあくまで、ままごとだから。 1巻

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

これはあくまで、ままごとだから。 1巻 – 真代屋 秀晃
2024年4月10日発売、1巻のネタバレ感想記事です。

感想

真代屋秀晃先生の前作も読みましたが、あいかわらずドロドロラブコメでした。
キラキラ青春ラブコメもいいけど、こういう背徳的なドロドロ不純モノも最高なんだよな・・・。
普通のラノベの顔して書店に並んでるから、中高生あたりが読んで性癖が破壊されないことを祈るばかり。

2巻は深紅視点が描かれるようですが、1巻の中に相当ヒントが出ていたので気になるところは「あくまでもままごとだよ?」という表情をしている時の深紅の心情とか、深紅が異性愛を自覚したのがいつからなのか、とかですかね。2巻はそこが本当に楽しみ。

深紅の「本当に好きなわけないじゃん?ままごとだよ?」ってところ、蒼一朗視点だから本当にわかんないんですよね。
間違って「蒼一朗」って呼んじゃってるところくらいしか矛盾点が見つけ出せない。
矛盾点とは違うけど、もうあからさまにガチじゃん、というのはしょうがない。だってガチだから。

深紅のポイントとしては
・両親からかけられた「好き」の呪い→異性愛であることを認めると、いつかは蒼一朗との関係が終わってしまうという恐れ
・本当の兄妹のはずなのに、本当の妹と思われてしまう(紅子と呼ばれた件)ことは許せない(蒼一朗に異性愛を持っているので)
の葛藤が半端じゃないってとこでしょうね・・・。
自分の中で収まらなくなってしまった葛藤や思春期のソレを「ままごと」でどうにか昇華しようとしているところも、最高に思春期って感じでドロドロで最高だったな。もっとやってください。

ちなみに紅子と呼ばれた件。
「自分も本当の妹なんだから紅子と間違うのは許さない」のパターンと「私を本当の妹と間違ってしまったら蒼一朗から異性愛を向けてもらう機会が無くなる」のどっちなんだろうな?と思ったけど。
おそらく紅子呼びがトリガーとなって深紅のタガが外れて最後の行動に至ったと思うので、後者の方だとは思ってます。多分。

「黄純と付き合ってもいいんだぞ?そのときは不倫ごっこしよ?」という狂気のセリフ。
逆に、蒼一朗が誰かとくっついたとしても兄弟だから絶対一緒にいるし◯◯ごっこの体裁でイチャついてやるぞ、という決意に思えてしょうがない。
ある意味半端じゃない執着。

それはそうと、黄純に翻弄される蒼一朗も見たくてたまらないんだが・・・。
ラストの部屋でのシーン、正直続きが見たくてたまらんかった。
そこは続刊に期待するしかない。

全3巻の予定とのことで、2巻では深紅目線を掘り下げつつまたグチャグチャと進展。
3巻ではハッピーエンド(?)になる予定なんですかね?
とてもちょうどいい巻数な気がする。

ってことで、本当に早く2巻が読みたいので本当に何卒よろしくお願いいたします。。。

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