※ネタバレ有り。閲覧注意です※
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 4巻 – 燦々SUN
2022年4月1日発売の第4巻のネタバレ感想記事です。
これまで気づかないフリをしていたアリサの恋心だったり過去の女の子の正体がやっと分かったりと、4巻はかなり展開が動きましたね。
むしろこれだけ色々とアプローチをされて、キスのくだりをやるまで頑なに気づかないフリを続けていた政近の恋愛恐怖症はかなりのものってことですね。
なぜ恋愛に前向きになれないのか。両親の離婚の話やその際の政近の心情もしっかり書かれていて、ただギャグが面白いだけのラノベじゃないなと痛感しました。
今巻は、政近の過去とマサーチカと呼んでくる昔の女の子とのプロローグから始まり、そして最後のマリヤで終わる。
いっつも最後の挿絵のロシア語はわざわざ翻訳かけてるんですが、今回だけは意味がわかりましたわ・・・。
序盤で過去を匂わせたりとその時点から過去の幼なじみ=マリヤで確定していた今回の4巻ですが、どうやらマリヤ自身の恋路のために自分の正体を晒したというわけじゃなさそうですよね。
どちらかというとアリサとの恋路を応援するために、5巻冒頭で政近を励ますムーブをするんじゃないかなぁ、とは思うんですが。
でも合宿のときにアリサに「久世くんに慰めてもらっちゃうもん」的な発言してるし、一応ヒロインとしてマリヤも成り立っているのか・・・?(アリサルートしかありえないんじゃないのか的な意味で)
そもそも現時点でマリヤ→政近への恋心があるかどうかは、ぶっちゃけ分からんですし。
まぁ合宿でマリヤのパジャマをガン見していた政近への「あんまり見ないで」発言は可愛すぎてちょっと死んだので、幸せならオッケーです。
有希との掛け合いは相変わらず面白い。
恋愛方面という意味では政近がそっけなさすぎて有希推しには申し訳ないんだけど、もはやそのそっけなさに安心する。(家族愛は溢れているので申し分なし)
この二人はこの方針で行って欲しい。
どちらかというとアリサとの恋路を応援してそうなんだけど、有希の本心としてはどうなんだろうな・・・。
きっと純粋な家族愛だとは思うけど、周防家の有希としての本心がまだまだ分からない。
政近が察していたように、家族を大切に思うが故に周防家で頑張っているんだろうか・・・。
そのうち有希が主題の巻が丸々一冊出るような気がする。
そしてメインヒロインであるアリサ。
この人、好きとは言ってないはずなのにアピール力というかなんというか、もう吹っ切れちゃってない???
”好きって言ってるようなもの”、を飛び越えてもはや付き合ってからやるようなレベルになってきている。
まぁ、もう結婚させる意思が硬いんだから順序なんて関係ないってことだよね・・・そうだよね・・・。
ベッドに横たわってみたりキスしろって言ってみたり、結婚してるなら普通だもんね・・・。
てな感じで、テンポよく読み勧めたらあっという間に終わり。
いいとこで終わっちゃった分、5巻が待ち望まれる・・・。
でもこのラノベ刊行ペースは早いので、3、4ヶ月後に新刊が出てくれることを期待してお待ちしております。
アーリャさんかわいい