以前の感想記事でも「もっと人気を!」って言ってた気がする。
なぜ。
というわけで6話を見終わった。
神回だし神アニメだった。
今期は他のアニメが強いというのはあるんだけど、そんな背景があったとしてももっと人気が伸びるはずのアニメだと思った。
実際には9話まで見終わって10話待ちなんだけど、兎にも角にも6話が最高だった。
あの6話を見て理王様以外を推す選択肢は33歳社畜には思い浮かばない。(他の登場人物はどこへ)
アイドルアニメの醍醐味と言えば、挫折から立ち上がるアイドル達の姿。
どんなに打たれようとも、膝を折ろうとも、最終的には仲間たちとその苦しみを分かち合い。
そして挫折を乗り越えた先にあるのは苦しみの涙ではなく、仲間たちと共に流す喜びの涙。
納期間近に「精神やりました」という診断書とともに会社に来なくなったりする後輩や、炎上プロジェクト真っ最中に「風邪ひきました」というメール一本で2週間お休みするような上司はアイドルアニメの中にはいない。
思春期真っ只中なので「私帰る!」とレッスンルームを飛び出したりはするものの、大体その話内、遅くても次話にはホロリと泣ける仲直りハグ展開の後に、輝く笑顔を画面の向こう側まで届けてくれるアイドル達しかいない。
シャインポストはそんなアイドル達の輝きを浴びることが出来る最高のアイドルアニメなのだ。
一方このアニメ、アイドルアニメでよくある”挫折”の部分の谷が結構深い。
正直言って、結構心にくる。
自席の近くでパワハラ上司から怒鳴られてる人を見ながら「あの人、いつも大変だな・・・」って時と同じ精神状態。
特に6話の理王の挫折の部分は本当に心にきた・・・。
二人が配るチケットは捌けるのに自分は人気が無く捌けないのが目に見えて分かってしまう。
自分が他の二人より劣ってしまっているのを認めつつ、涙を流しながら一人で駅前でチラシ配り。
自分だって輝きたいはずなのに、その心を押し殺してでも「ほかの二人は凄いから見に来てくれ」とチラシを配る姿はあまりにもキツいものがあるだろ・・・。
この子だってアイドルなんだぞ・・・。
しかし。
そんな挫折を乗り越えてからの、6話ラストのあの歌声。(これは夏吉ゆうこがうますぎた)
谷と山のギャップが激しすぎるのよ。
ギャップが激しすぎて僕の心の揺さぶられ方も半端じゃなかった。
アイドルアニメといえば挫折からの復活が定番だ!とは書いたけど、これはアップダウン激しすぎて心に刻まれてしまった。
つまり未視聴のオタクたちに、とりあえず6話まで見てほしいのだ。
〇話まで見てほしいってオタクが言ったら、つまり全部見てくれって意味なので、どうもありがとうございました。
現在9話まで放送されているけれど、特番が2週連続になっているのでおそらく制作が遅れているんだろう・・・。
最後までちゃんと制作されることを祈って待つしかないので、ひとまず6話まで見ていただきたい。