※若干ネタバレ有りですが、アンソロなんでネタバレっていうのもないよね・・・的な感想記事です。
シロップ 社会人百合アンソロジー – アクションコミックス
2019/5/11に発売された本作。
執筆陣がひたすら豪華で、なおかつ大好物の社会人百合アンソロ。
期待大で読み終わりましたが、期待通り程の深さは無かった・・・って感じでしたかね・・・。
カバーイラストはフライ。
執筆陣は森永みるく、伊藤ハチ、玄鉄絢、天野しゅにんた、雪子、もちオーレ、コダマナオコ、吉田丸悠、よしむらかな、黄井ぴかち、郷本、しおやてるこ、松崎夏未、川浪いずみ。
あー!これ好きだー!となったのは以下2作品。
あとはどれも平均以上に良かったと言えば良かったのですが、心にグッと刺さってこなかった・・・。
執筆陣の方々がひたすらに豪華すぎるので期待大だったけど、今回は好みに合わなかった。のかもしれません。
夜間飛行 – 川浪いずみ
入社して2年、高校の同級生が社内にいる、というパターンの社会人百合。
最初はツンなんだけど実は心の奥底に好意を隠し持っていて、少しずつ関係性が深まってくる。
最後は今後を匂わせる展開で締める。っていう構成大好きなんですよね。
これは社会人属性問わずなのですが。
会社で吐いてしまうほどのストレスを感じていた主人公が、心の支えが出来たことにより「最近吐いてない」っていうセリフがなかなか秀逸。
「敬語やめない?」に対して「はい」と、敬語で返してしまうラストもいいんですよねー。
そうすぐには変われないけど、これから変わっていくんだろうなぁという、この空気感。
うん。これは非常に良かった・・・。
おとなの初恋 – 伊藤ハチ
かっこいい女性がグイグイきて、ウブな女性がグイグイ押される社会人百合。
これはストーリーとか構成というよりも、ウブで可愛い女性がひたすらに思い悩みつつも告白の返事を考える、という姿に悶える一作。
それに対して最後までグイグイ押す、この黒髪ショートはるかさんがカッコいいんですよね・・・。
カッコいいけど赤面したりするシーンもあれば。やっぱり紳士で一直線だったりして。
そんな二人の女性に悶える一作。
何回も言うけど、そんな女性に悶える一作。
それでいいんだよ。
最後に
その他にもいっぱい作品はありましたが、特別に良かった2本について感想を書きました。
そもそも、一番の購入動機としてはカバーイラストのフライさんだったかもしれませんね・・・。
あとがきにも書いていましたが、このイラストから色々とストーリーを妄想出来て非常に楽しい。
一方はスーツ。一方は私服。ふたりとも、持っているのは大きな荷物。
うーん。はかどりますね、妄想。
個人の好みっていうのは本当に違うな・・・と思う今日この頃なんで、感想書いた二本以外にも、他の人にはぶっ刺さるものが絶対あるので、買っても損は無いはず。
執筆陣の方々が豪華なので、そんじょそこらのアンソロジーよりハイレベルなことは間違い無しです。
当初の期待度が大きすぎた、ってとこはあるけどね・・・。
これからも色々とアンソロジー展開されるから、アンソロジーの感想纏めた記事とか書きたい。