※ネタバレ無しの感想記事となります。
SHIBUYA ギャル百合アンソロジー (百合姫コミックス)
2019/2/27に発売された本作。
全部読み終わった。
これ、傑作です。
全部いい。ハズレ一個も無し。
絶対オススメの一冊でした。
最後の依子先生の一本、読み終わった時鳥肌がすごかった。深い話も入れてくるなんて…。#ギャル百合アンソロジー#SHIBUYA pic.twitter.com/RtwDAWA0hv
— 日本百合学会 (@nekomata_tokyo) 2019年3月6日
全11作品、全部が最高でした。
全作ニヤケポイント、もしくはエモポイントあり。(エモポイントとは)
アンソロジー – 詩文の美しいものを選び集めた本。詞華(しか)集。
アンソロジーという単語を象徴したような一冊でした。
おねロリ有り。
少しエロいのも有り。
そしてギャル百合ということで、やはり学生モノが多めです。
ましまる先生の”浪漫非行”。
飴野先生の”昨日の友は今日の××”。
依子先生の”はるを待つあかいろ”。
これらは特に好きでしたね・・・。
でも全作品良かったです。これは本当。
Contents
感想
ヨルモ [リバースライン]
学生百合。
ギャルモノには定番のメイクに関する一本。
百合の関係としては”これから”を匂わせる終わり方。
しかしギャル百合アンソロジーの導入としては最高。
絵もギャル百合に向いていて、入りとしては正解しているかも。
なお、ヨルモ先生が作品提供しているCOMIC MeDuさんの連載中の読み切りシリーズ百合マンガ。
girls×garden works Short Stories
こちらも非常にオススメです。
ぺそ太郎 [おしえてあげる]
学生百合。
とってもエロい一本。
2本目でこれかー!!!と思わされました(笑)
二人だけの放課後の教室で色々と致すお話。
うん、エロい。
絵も可愛いし、エロいし。何かが疼きそうになった。そんな一本。
ましまる [浪漫非行]
おねロリ百合。
最高すぎる一本。最高すぎる一本。(大事なことなのでry)
最後のギュッとか最高すぎるんだよ・・・最高すぎるんだよ・・・最高すぎるんだよ・・・。
思考が停止するほどに可愛くて最高な一本。
これは必読。
飴野 [昨日の友は今日の××]
学生百合。
これまた最高すぎる一本。最高す(大事なry)
届かないと思っていた相手に届いた瞬間。
そしてそんな相手の方から攻めてくるというシチュエーション。
そのシチュエーションの中にギャルの涙が添えられると何が起こるかというと。
心臓発作が起こる。
主に俺の。
これも必読。
飴野先生が描いている「高嶺の花はウソツキです。」も買わせて頂きました。
これについても、近々感想記事書こうと思います。
寝路 [恋する野うさぎ]
学生×社会人百合。
ベタだけど、告白シーンが最高。
勇気を乗り越えて飛び越えて。
相手が受け入れたその瞬間。
緊張感や喜びや達成感、色々とごちゃ混ぜになって入ってきますよね。
この瞬間が最高なんだよなぁ・・・恋愛ものって・・・。
締め方も上手な一本でした。
みんたろう [すっぴん片想い]
学生なのか社会人なのかは不明。
メイク系の百合。
軽めで可愛らしい絵柄。非常に好み。
なお、本作のカバーイラストはみんたろう先生によるもの。
最後のオチはなかなか面白かったwww
この続きがあるなら是非とも読んでみたい。
そんな一本でした。
樫風 [知らない私も好きですか?]
学生百合。
付き合ってる二人がひたすらに甘々でイチャイチャする作品。
いや、そういうの大好きだからもっとやってください。
で、最後のオチ。
最後のバイトしてることが見つかった後のシーンが尊すぎるんだよこれ・・・!
ゆーてこれも必読だな。間違いない。
折子ポトス [あなたのわたし]
おそらく社会人百合。
ひたすらに甘々。
ひたすらに平和で、ひたすらに優しい一作。
なんかこういうの見てると、同棲百合って良いなぁ・・・ってなる。
俺も同棲したい、とはならない。ここ大事。
樺山 [合縁奇縁]
学生だけど、テイストとしては社会人百合。
職場の出会い、みたいな意味合いで。
可愛いギャルが黒髪美人の女の子をひたすらに魅了して去っていく。
色々ずるいよ・・・可愛いギャルはずるい・・・。
この出会いの”これから”に期待できそうな、そんなお話。
稲葉春 [君を愛さば穴二つ]
学生百合。
ピアスが尊い話。
タイトル見て「え、エッチ・・・」と思ってごめんなさい←
唐突にキスしたりするけど、淡白な感じで進んでいって、最後もあっさりと締める。
しかしやってることはメチャクチャ尊くてたまらない気持ちになる。
こういう百合短編、めっっっっっちゃ好き。
依子 [はるを待つあかいろ]
学生百合。
「最後にこれ持ってくるのずるいなー!!!」と思わされた。
今回のアンソロの中で、一番深くて、最も構成が上手い。そんな一作。
題名も上手いし、途中の構成から最後のモノローグも上手い。
何もかも上手い。そして尊い。
最高の一本。
おわりに
アンソロジーとして最高の出来でした。
「世は百合アンソロ時代!」な昨今。
そんな時代の中でも、このアンソロは非常に秀逸な一作でした。
かなり強めにオススメです。
ぜひぜひ読んでみて下さい。