投稿者: ※ネタバレ有り。閲覧注意です※
ブギーポップは笑わない 第9話
VSイマジネーター編の6話目にして完結編。
控えめに言ってかなり面白かったです、VSイマジネーター編。
1、2話で「大丈夫かな・・・」なんて心配していたのが嘘のよう。
なんだかんだ、最後はブギーポップさんが全部持って行ってくれました。
もっと早めから頑張ってくれたら社会的に死んじゃう人達が少なくて済んだだろうに・・・。
なんてことは言ってはいけない。
正樹くんは最後の最後まで凄く頑張ってくれました・・・。
綺さんはメンタル弱いから色々と諦め子ちゃんだったけど、可愛いから全て許す。
和子さんは・・・脇役感凄かったから、次は頑張ろうね・・・。出番あるのかな？
凪姉さんは常にかっこいい。好き。
仁先生は・・・最後の最後まで可哀想・・・。絶望ですよ・・・。不憫すぎる・・・。人の心の在り方を正しく捉えられなかったところも、運が無かったところなのか。
透子さんは、心の強さに当てられてしまいましたね。正樹の心に少しは救われてくれたのでしょうか。また現れる事はあるのか、期待大。
そしてブギーポップさん。最初から最後まで常に最強でした。〆しか出てこないけれども（笑）
ブギーポップさんが活躍しすぎちゃうせいで、宮下藤花さんがちょっと空気にね・・・なっちゃってるよね・・・。
悠木碧の声色の変化を楽しむための一要素でしか無くなっちゃってるから、”夜明けのブギーポップ”編では大活躍してくれると信じてる。
さて、今回もあらすじ書いていこうと思いますが。
毎回毎回あらすじ長く書きすぎることを深く反省した私は、今回こそ簡潔に書こうと思います。
フラグじゃないよ。
9話のあらすじ
正樹をおびき寄せようとする仁の思惑に気づき、正樹を遠ざけようとする綺。
しかし電話口から聞こえてくる飛行機の音から、ペイズリー・パークの建造物の中にいることを、正樹は確信する。
綺の心の種を利用し、街の人間の心を作り変えようとする仁。
一方その頃、ペイズリー・パークに正樹が辿り着くが、仁に操られている大量の人間に囲まれ、薬物を投与されてしまう。
薬物が全量投与される直前、ブギーポップが現れる。
その場にいる全ての脅威を排除したブギーポップは正樹に事の真相を告げる。
スプーキーEに感情の一部をコントロールされていたことを悟った正樹は、綺への想いも偽物だったのかもしれないという気持ちに苛まれる。
「君は雁字搦めに縛られている世界の中で、何を望む？」
ブギーポップは正樹に問いかける。
そして正樹は意識を失い、眠りの中に落ちた。
遂に仁の元にブギーポップが現れる。
ブギーポップに挑発され、綺の心の花を摘もうとした仁だが、仁は綺の花に触れることが出来ない。
綺の心の中にある、正樹という絶対的な存在。
「何があったとしても正樹が守ってくれる」
心とは他者とのコミュニケーションにより成り立つもの。
正樹に絶対的な信頼を寄せる綺の心には、確固たる強さがある。
綺を守ろうとする正樹の心の強さ。
正樹を信じる綺の絶対的な信頼。
心の強さを見せつけられたイマジネーターは敗北を悟り、この世から姿を消した。
感想
「君は雁字搦めに縛られている世界の中で、何を望む？」
現代社会への強烈なアイロニーですね、この言葉。
ブギーポップが正樹に伝えたかった言葉。
作者が表現したい主題だったのではないか、と私は思います。
黒色の背景に光っている一本の鋼糸は、雁字搦めの暗喩ですね。
仁が文字通り雁字搦めになっていた場面は、皮肉めいていて中々面白かった。（考え過ぎ？）
VSイマジネーター編、最後のブギーポップの言葉。
和子に宛てた最後の言葉。
「僕が誰なのか、君はもう知っているはずだ」
ふ、深い・・・。明確な答えが出てこない・・・。
さっきまで一緒にいた私ですよ、なんて答えな訳はない。
誰か答えを教えてくれ・・・。（感想ブログ書きとして失格）
人の心の欠落を許せない仁。
そもそもその考え自体が誤りだった、というのは仁さんの不幸なところですね・・・。
心に確固たる信念があれば、欠落は埋まってゆく。
人と人との心の繋がりを知ることが出来なかった仁には、これが理解出来なかった。
悲しいですが、皮肉過ぎる結末でした。
正樹と綺。
平和に結ばれたようで本当に良かったです。
強い信頼関係で結ばれたんですね・・・。そしてその絆がイマジネーターを振り払った。
綺さん可愛すぎて正樹が死ぬほど羨ましい。
イマジネーター編の1～6話までを通じて、とても素晴らしい構成に纏まっていました。
いや、本当に面白かった・・・。
「視聴者離れないだろうか」なんて心配していた序盤視聴時の自分を穴に埋めてセメントで固めたい。
次回から始まる”夜明けのブギーポップ”は、まさかの10～13話の2時間一挙放送。
映画みたいな放送の仕方ですね・・・。
過去編となる話のようで、次回も楽しみです。
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