【ネタバレ感想】ブギーポップは笑わない アニメ 第4話

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※ネタバレ有り。閲覧注意です※

ブギーポップは笑わない 第4話

第3話で水乃星透子(イマジネーター)が屋上から飛び降りたところから第4話がスタート。
イマジネーターという敵のふわっとした概要をブギーポップとの対話の中で説明。
そして4話の中心となる飛鳥井仁が、イマジネーターに誘われて闇堕ちした、という感じで4話が終わりでしょうか。

ふわっと何が起こっているのかは理解できるんだけど、細かいところまでは到底理解が及ばない・・・。
原作読んでないと結構きついかもしれませんね、これは。
アニメを全部見れば綺麗に繋がってくるのでしょうか。

というわけで今回はなかなか理解しにくい内容だったので、自分の頭の整理のためにも、あらすじを。

4話のあらすじ



ブギーポップが「世界の敵」として認識している水乃星透子(イマジネーター)。
ブギーポップが追い詰めたところで、水乃星透子は屋上から投身自殺する。

「私が本当に地面に落ちるまで、まだ時間はある」

水乃星透子の身体は生命活動を停止したが、死してなお残滓として世界に影響を与え続ける。
つまり残滓として世界に影響を及ぼしている間は、まだ「本当に地面に落ちた」わけではない。
その一言を言い残し、イマジネーターはブギーポップの前から姿を消した。



美術家、かつ塾講師として働く飛鳥井仁。人の心の欠落しているものを、バラとして見える能力を持つ。
つぼみ、葉、根の状態などから、他人の精神状態を細かに分析することが出来る彼は、塾講師として生徒に適切なアドバイスを送る。
生徒からアドバイスを受ける中、とある生徒から「最近同じ夢を見る」という相談を受ける。
この時点ではまだ、飛鳥井仁は不思議な相談だと思うくらいしか出来なかった。


仕事の帰り道、飛鳥井仁は残滓となった水乃星透子に遭遇する。
イマジネーターの目的は、死が持つエネルギーを人がコントロール出来るよう、世界を作り変えること。
この目的が”世界の敵”と語ったイマジネーター。
ブギーポップがイマジネーターを”世界の敵”として排除しようとしているのは、この目的を抑止するためだと考えられる。

「春になっても世界に冷たさを運ぶ、四月に降る雪。」

このセリフは、生徒が夢の中で覚えていた唯一の言葉、「時には四月にも雪が降る」と酷似していた。
※セリフの一貫性から、イマジネーターが生徒の夢に干渉している可能性?



飛鳥井仁の隣に住んでいる、親戚の衣川琴絵。
夕飯の差し入れを貰い雑談をしている最中、衣川琴絵に憑依する形で、イマジネーターが現れる。

「現在に現れた未来。可能性上の仮説の実体化。」

イマジネーターは自分の正体についてこう語る。(近い将来、死をコントロール出来る世界になる。死んだ後でも世界に残滓として残ることが出来る。その可能性として実体化したのがイマジネーターの今の姿。こう語りたいのでしょうか?)



人の心の欠落をどうにかしたいと思わないか。イマジネーターは飛鳥井仁に問いかける。

「あなたに欠けているのは、使命よ」

イマジネーターが飛鳥井仁に見せた未来の光景。
未来では、飛鳥井仁が人の心を貫く姿が描かれていた。

「僕はそんなことはしない」

イマジネーターを突き飛ばした瞬間、イマジネーターは姿を消した。


後日。
元生徒に待ち伏せされ、クスリのために金を出せと恐喝される飛鳥井仁。
元生徒を説得している最中、今度は元生徒に憑依する形で、イマジネーターが姿を現す。
もう元生徒の体は薬漬けでボロボロとなり一ヶ月ともたない体であること。
最後の救いとして、唯一優しくしてくれた飛鳥井仁の元を訪れたこと。

「彼女の相談を受けた時に助けられなかった」

そんな子を救うことが出来なかった後悔が、飛鳥井仁を襲う。
そして元生徒が薬漬けになっている事実を知りながら、麻薬密売のルートを暴くために、救いの手を差し伸べなかった警察。
自分の無力さを痛感した飛鳥井仁は、決断する。

「忙しくなるな、これから」

世界を作り変えることを決意した飛鳥井仁。
イマジネーターの誘いを受けることに。


イマジネーターの協力の元、実験体として不良少年に謎の術を施す飛鳥井仁。

「むしろ幸福にしてやったんだ」

精神面に何かしらの作用がある術を施したようだが、4話時点では詳細は語られず。


水乃星透子の後を追おうとしている、水乃星透子の友人。(友人だったのか、恋人だったのか、詳細は不明)
「水乃星透子はまだ、あの世とやらに着いてさえいない」
未だ残滓として世界に影響を与え続けている水乃星透子。
死んだところで水乃星透子の元へは行けない。そう諭して、ブギーポップはその場を立ち去る。

「それにしてもまだ続いているのか、イマジネーター」

イマジネーターを探し続けるブギーポップ。
まだ続いているのかという意味深な一言を残して、4話が終了。

感想

イマジネーター。
imaginatorって単語は無いので、imagine(想像する)、imagination(想像)からの造語でしょう。
見えないものを見る人達。イマジネーターと飛鳥井仁。
死という存在を具現化、コントロール可能にしようとしている。
想像(imagination)を具現化しようとしている意味合いでimaginator(イマジネーター)なのでしょうか。

生徒の夢に現れていると思われる、イマジネーター。
飛鳥井仁を協力者として取り入れるために、生徒の夢の中に登場して揺さぶりをかけるためなのか。
それとも、他に目的があるのか・・・。
今の段階では、ちょっと確定し難いですね。

それにしてもこの先生、イマジネーターに狙われたり、元生徒が薬漬けになって恐喝されたり・・・。色々と大変である。
まぁイマジネーターに狙われたのは、その能力を持つが故なのかもしれませんが。
イケメンって色んな人に狙われるから逆に大変なのかもね。(知らない世界)


不良少年たちから少女を守っていたこの男の子。
霧間凪の義理の弟の谷口正樹ですかね。
守っていた少女は織機綺。
公式HPの方にキャラクター紹介があって、VSイマジネーター編の主要登場人物として描かれています。
谷口正樹が不良少年たちにやられそうになっているところを、自分の体を差し出すからと言って守ろうとした織機綺。
そんな場面に現れたのが飛鳥井仁だった、ということでしょうか。
ここらへんは主要登場人物紹介の公式HPからの推測になりますが、5話以降にて答え合わせするとします。



本筋とは全く関係ないんですが、ひたすらにシチューが食べたくなった飯テロの第4話でした・・・。
シリアスなシーンなのに、背景のシチューが気になって気になってしょうがない。
よく考えたら、シチューなんて長らく食べてないような気がする・・・。
このあと夜の街にシチューを探してさまよいましたが、結局食べたのはオムライス。切ない。


そしてこれまた非常にどうでもいい話なんですが、この子。
ラブライブサンシャインの梨子にすごく似てる・・・。
上の空すぎて生徒の悩み相談を全然聞いてない飛鳥井先生。
そんな直後に、元生徒から恐喝されて「彼女の相談を受けた時に助けられなかった」の一言。あかん。

というわけで4話はイマジネーターとは何なのか。何が目的なのか。というところが描かれてました。
あとは協力者として、飛鳥井仁が参入した・・・ってところまでですね。
このアニメ、原作読んでないと結構つらいよなぁ・・・、とは思いました。
原作読んでるんですが20年くらい前の話なんで全く覚えておらず。
未読勢として視聴しているのと同等ですが、追いつくのが精一杯。(ミスリードしながら追いかけてる可能性も高い)
ひとまずは頑張って着いて行きます・・・。

2件のコメント

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