【ネタバレ感想】千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻

【ネタバレ感想】千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻 – 裕夢
2021/8/19発売、6巻のネタバレ感想記事です。

6巻、あまりにも綺麗な内容で読み終わった後ちょっと放心状態になってしまった・・・。
この6巻でチラムネ前半戦終了ということですが、めちゃくちゃ綺麗に前半が締めくくられていた・・・。

5巻の終わり方からしていよいよクライマックスが近いか、と思っていたし。
そしてそのタイミングで6巻の表紙が優空だから色々と想像をしたのですが、まだまだ物語は続きそうです。まだまだ楽しめるぞ。

さて、今回の主役は優空でしたね。
最初から最後まで、すべてを見通した上でみんなが幸せな明日を過ごせるように頑張って頑張って立ち回った優空。
夏祭りに夕湖を呼んだだけではなく、仲直りできることを見越して全員を集合させるという手腕。
なんかもう、最初から最後まで見事だったな・・・。
ちなみに夕湖と優空がラストシーンで喧嘩するところ、尊すぎて泣いた。
最後のエピローグで”普通”と”特別”が対比になっているところとかエモくて鳥肌だった。

にしてもここにきて夕湖が復活とは。
そろそろクライマックスが近いと誤解していたので、復活するとは思わなかった。
朔が言っていた「俺の心のなかには、他の女の子がいる」が絶妙にミスリードを誘っていたとは・・・。
しかし6巻読み始めて思いましたが、至るところにヒントはあったわけですよねぇ。
これだけ大事な存在がまわりにいれば、誰かを選ぶことも難しい。
他の女の子が特定の一人を指しているとは限らず、その複数には夕湖も含まれているという。
「他の女の子”も”いる」って書くわけにはいかないですからね。
ストーリー展開的にもそうだし、あの時の朔の心情的にもそれをあの場で打ち明けるわけにもいかないから。

ひとまず前半戦ではヒロイン一人ひとりと仲間たちの関係性を明確に描ききって。
更にはヒロイン全員が朔を好きになった理由がしっかりと分かるように丁寧に丁寧に描写されていました。
そして朔がそれぞれの人達を本当に大事に思う理由についてもしっかりと深堀り。
普通のラブコメだと「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」って展開はまたかよってなりがちなわけですが、
このチラムネはそこに至るまでの心情描写や関係性が綺麗に丁寧に書かれているので違和感を覚えない。
なんならむしろ納得するまである。

だって、単純に読者心理として思っちゃいますからね。
これ選ぶの無理では????????
って。
これほどまでに全部のヒロインが輝いてるラブコメそうそうないよ・・・。
夕湖が失恋した描写だけであれだけエグかったのに、これ複数人この描写がきたら読者の心臓は耐えられるんだろうか?
いや、耐えられない。(反語)
精神をやらかしてそして会社をやめる。(失職)

悠月がめちゃくちゃ可愛い妄想してたとこあったじゃないですか。
大学生になったら・・・みたいなやつ。
めちゃくちゃ微笑ましくてニヤニヤしてしまった反面、
「これでもし悠月が選ばれなかったとしたら、悠月のメンタルどうなってしまうんや・・・」
って恐ろしい思考に至ってしまった。
読者側の精神がもたない。余裕で。

同じ理由で、他のヒロインについても「もし私が選ばれなかったら」という恐怖心が明確に描かれていたのでもう恐怖だよ・・・。
後半戦のラスト、本当に恐怖でしかない。

ってわけで前半戦、ヒロイン達の気持ちの強さや関係性。
そしてとても重要な”朔の気持ちの在り処”がわかったところで終わったわけなので・・・。
後半戦は、朔が誰かを好きになる物語、ってことになるんですかね。
好きって選ぶことなんだ、って某百合漫画でも言ってたし。

個人的にはね。
個人的にはだけど、明日姉推しなんだよね・・・。
だから明日姉にこそヒロインの座を射止めてほしいという気持ちはあるんだけど。
上述した理由で、他の子が選ばれなかった時のことを考えると四肢がもがれるような痛み。(病院)

あとぶっちゃけ、明日姉は親友の女の子いないじゃないですか。
夕湖&優空、悠月&陽はいい感じに親友ペアになってるんですよ。
つまり朔が明日姉を選んだ後、親友ペアたちは受け皿があるといえばあるわけで・・・。(身も蓋もない言い方)
ラブコメあるあるだけど、失恋した親友同士が慰め合う描写あるじゃないですか。あんな予感がしないでもない。
明日姉推しの妄想なので気にしないでください。

私を見つけてくれてありがとう、のリレー。
このラノベ、一つひとつの台詞や単語がすごく計算されて使われていると思う。
話も綺麗で、登場人物一人一人の感情描写も綺麗で、台詞回しや情景描写や擬音も綺麗。
そして色々なところで単語や言葉がつながっていく瞬間も綺麗。
あの言葉は伏線だったのか、ここにもつながっていくのか、という瞬間は本を読んでいてめちゃくちゃ気持ちいいとこですからね。
ストーリーだけじゃなくこういう部分でも楽しませてくれるこのラノベ、もうラノベの枠を超えている気がする。

最後に

次は6.5巻になるようですね。
前半戦が終わったということで短編集なのかな。
全巻に共通して言えることですが、チラムネって各巻に1回は全員の見せ場があるじゃないですか。
今回でいうと明日姉のおばあちゃん訪問とか、悠月のオタク訪問カツ丼回とか、陽の野球シーンとか。
あの見せ場シーンが大好きなので、そういうのを6.5巻で腹いっぱい楽しめたら嬉しいなぁ、という気持ち。

あといきなりですが挿絵の話。
悠月のエプロン挿絵は可愛すぎて二度見してしまった。(嘘。本当はガン見)
なんだかんだ悠月が一番殺傷能力が高い気がするんだよな・・・。
完璧すぎる見た目、でも乙女な妄想したり料理頑張ったりっていうギャップは全方位から見ても完全体すぎる。

この6巻書くのに裕夢先生もかなり消耗したようなので、6.5巻はしばらく先になりそうですかね。
5巻を読み終わった時は「次をくれよおおおおお」になってしまったけど、今は心に平和が宿ってる。
裕夢先生、次も楽しみにお待ちしていますが今はゆっくりお休みを・・・。

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