【ネタバレ感想】千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 + SS特典冊子

【ネタバレ感想】千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 + SS特典冊子

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻 – 裕夢
2021/4/20発売、5巻のネタバレ感想記事です。

5巻、予想していたより結構キツい展開が待っていた。
あの最後の展開に至るまで、随所に夕湖の不安な独白が散りばめられていましたが、まさか5巻の一冊の間にここまで劇的な展開に陥るなんて全然想像できてなかった。

今回も今回で本当に面白かったし感想としては文句なしに「最高!」の一言に尽きるのですが、4巻の読後感が爽やかすぎたのに比べると、この5巻の読後感はなんとも末恐ろしい感じ。
今まではどの感も爽やかな感じで終わってたけど、こういう幕引きの仕方と次回へのつなげ方、初めてだからな・・・。
レイニー展開ってやつに陥ってしまったわけだ・・・。
こうなってくると、6巻がどうなってしまうんだろうという気持ちしか湧いてこない。
いつなんだ。早くしないとオタクは発狂してしまうぞ。

感想

今回の最後の最後。
夕湖の告白シーンから掘り下げていこうと思いますが・・・。

特別扱いされていた女の子が、はじめて特別扱いしてこなかった男の子を好きになって。
告白のセリフは「あなたのトクベツにしてください」という・・・。
冒頭の導入からラストシーンの告白まで、流れが洗練されている。
特別扱いされなかったからトクベツ扱いされたいというのは1年生のやり取りの中でもありましたが、告白のセリフにも出してくるとはね。
流れが美しすぎてがっつり鳥肌立ったもんな・・・。

さて。
それで、告白の返事はNGという、まさかの5巻のうちで結論が出てしまったわけですが・・・。

恋に落ちたタイミングの話。
夕湖が海人との話を覚えていなかったように、朔は夕湖との話を覚えていなかったという。
ここもキツすぎて、ちょっと参ってしまった。
ほんとに具合悪くなっちゃう。体調不良で会社行かずに済む。

朔が夕湖に投げかけた言葉から察するに、もう特定の相手に想いを寄せているのかなぁと。(発言内容から考えるとそれが普通ですが)
そう思ったのですが。
自分の気持ちに向き合うために、夏休みの残り期間が欲しいと思っていた朔。
夕湖から告白される直前まで、こう思っていたということですよね。

朔が想いを寄せている特定の相手はもう決まっている。向き合いたかったのは、今後の夕湖たちとの関係をどうしたいのか、という点。
朔は自分が誰を好きなのか、まだ決めかねている

普通に考えて①かなぁと思ってたんですけど、②じゃないと言い切れる自信もない。
②じゃないな、って思ったのは朔の「俺の心のなかには、他の女の子がいる」という返事から考えると、まぁ普通にそう思った次第。
このあたりは、6巻以降の展開見ないと正直分からんな・・・。(深読みしてしまって、②という考えが浮かんでしまった)

にしても・・・。
38ページの「夕陽が沈んでしまうまでには、あともう少し時間がある」あたりから、もう不穏だったよね・・・。
夕湖オタクはここらへんから気が気じゃなかったんじゃなかろうか。
「朔じゃなきゃ、やだなぁ」は心臓ぶっ壊れそうになった。まじできついぞ、ここ。

特定キャラを推してなくても、このラノベってヒロイン全員があまりにも魅力的なので、誰かが振られてしまうんだなって考えるだけでキツいものがある。
そして”夕日”じゃなくて”夕陽”にしたのは何でなんだろうね・・・。考えすぎかな・・・。(陽推しオタクが死んじゃう)

結局、誰が正ヒロインなのか

個人的には明日姉推しだから、明日姉が正ヒロインだと狂喜乱舞なわけですが。
そういう個人的な好みは抜きにして、できるだけ客観的に考えてみることにしました。(できるだけね)

まず、夕湖
これはー・・・、今のところ一番可能性が薄くなってしまった。
予想とか推測とかじゃなく、この5巻の結末を見る限り、残酷的なまでに・・・。
こんなにあっさり振られてしまったのなら、逆に最後に大逆転のやっぱり夕湖ちゃんだったよ展開があるんじゃないか。
とか思っちゃうけど、「ほかの女の子がいる」ってトドメ刺されちゃってるからな・・・。
というわけで、現状最下位・・・。(つらい)

次に、優空
5巻終わりの展開。
そして6巻ではおそらく主役になるだろうということ。
メタ的な目線で見ると、かなり大本命です。
作中の雰囲気から察するに、もうクライマックスが近いということ。
2巻が悠月、3巻が明日姉、4巻が陽、そして今回5巻が夕湖。
となると6巻が優空だろう、となるわけですが。
これだけのレイニー展開と5巻の最後の展開、そして「他の女の子がいる」と朔から衝撃的なセリフが出た後で、これから語られるであろう物語は優空と朔の昔の話になるだろう、ということ。
ほんと、メタ的な目線で申し訳ないのですが、これは大本命なのでは?と思ってしまう。
ひとつ不穏要素なのが、浴衣を着てこなかった、ということ。
なんだろうなこれ・・・。どういう思惑だったのかは、6巻で明らかになる気はする。
大方、他の女の子たちに遠慮してとか、そんな理由な気もするけど。


4巻読むまでは陽はなさそうだなとか思っていましたが、最近はもはや本命では、と思わせるほどの大活躍。
というか、夏合宿での「気にしてほしい」のとこ、可愛すぎてちょっと困ってしまった。
本読んでて困っちゃうこととか滅多にないぞ。
それくらい困っちゃったよ、おじさん。
おじさんの感想はさておき、朔がガチっぽい反応を見せるのは陽が多いなぁ、と思うことは増えました。
が、それだけじゃ弱いとも思っている。
4巻の陽は輝いてたし、最近の活躍にも目を見張るものがあるけど、他の本命に比べると何か重要なファクターが足りないようにも思える。

悠月
美人さ、セクシーさ、朔と二人きりになった時の可愛さ。
どれを取っても百点満点の美少女。
2巻読み終わった時とか、頼むからこの子が正ヒロインでいてくれって、暴れながら神様に祈ったもん。
優空が料理を作りに来たりとか、その観点を除けばの話ですが、朔と一番”男女”らしいことをしてきたのは、この悠月な気がする。
浴衣デートで手を繋いだり、お泊まりをしたり。(お泊まりは明日姉もあったけど)
逆に言うと、悠月が他の女の子たちより勝っているのって、それくらいなんだよな・・・。
随所で美味しいところを持っていくけれど、本命かと言われると。
となってしまう。
めちゃくちゃ好きなキャラなんだけどね、悠月・・・。

明日風
個人的に大本命。
そして個人的推しという理由抜きで、現段階で優空に対抗できるのは明日姉くらいでは、ってくらい本命と思っている。
まず、幼少時代の二人の思い出を持っている、という時点で圧倒的に強い。
普通のラブコメなら「過去の女の子は、君だったのかーっ!」って時点で物語が終わってしまうくらいには強い。
あと朔が一番ガチっぽいのがこの人なんだよ。色んな描写的に。
ただ過去の思い出と初恋の点については、5巻に書かれていた
”そう思える初恋(ひと)だった”
という描写でフラットな関係に戻してしまった感じがあるからな。
そして最後の夏休みってところが不穏要素になってますが、「朔兄と過ごせる最後の夏休み」という記載あり。
”朔”と過ごせる夏休みは、これからもあるかもしれない。まだまだ大学生ですから。
という希望的観測を考えると、”初恋だった”という描写もマイナス要素とはなりえない。
そう思いません?(客観的に見るとか言っておきながら、推しへの愛が溢れてしまった文章)

というわけで今のところは
優空と明日風が本命では?
と、個人的に予想しています。
これは5巻まで読んで色々な描写を踏まえた上での感想。

で、もう一つ客観的な目線として

そう思える〇〇だった

5巻で各人にあった、朔との関係性と今後を匂わせるようなこの描写。
優空はこの描写が無かったことが、優空の正ヒロイン序列を押し上げているような気もするのですが・・・。
優空の分は無かったのでしょうがないとして、4人分の描写を整理してみました。

明日風&朔
ただ話をしているだけでいい。
そう思える初恋(ひと)だった。

陽&朔
どこまでも一緒に走り続けていたい。
そう思える相棒(ひと)だから。

悠月&朔
誰よりも理解(わか)り合っていたい。
そう思える男の子(女の子)(ひと)だから。

夕湖(夕湖だけ、朔からの視点のみ)
いつまでもこのままでいられたらいい。
そう願っていた、友達(ひと)だから。

明日風だけ過去形なんですよね。
これは、二人が今「二回目の恋だから」という状態とも読み取れる?(読み取りたいよ。明日風推しだもん)
夕湖だけが、恋愛的に見ると一番悲しいですね・・・。

客観的に考えてみようとか言いましたが、あらためて纏めて見てみると全然予想つかない。
そんな簡単な描写にはしてないよなぁ。信頼と安心の裕夢先生だもんな・・・。
一人だけ過去形で特別感がある明日風だけど、過去の関係をフラットにした上でこれからどうなるのか、って意味合いだとするとこの特別感はトクベツ感とはなりえない、とも思ってしまうんですよね。

もう分かんないから深読みして沼に落ちるしかないよな。オタクだもん。

最後に

ほんとはさ。
「〇〇が今回も最高に可愛かった。キュン。」
なんて平和な感想記事を書きたかったんだけどさ・・・。
5巻を読み終わっちゃったらさ、無理だよ・・・。
オタクはすぐに感傷的になって心臓が危なくなっちゃうんだから裕夢先生はやく6巻出してください後生です。

6巻までは各ヒロインの話を面白おかしく、キュンキュンする感じに書いていって、7巻あたりからクライマックスに向かうのかなぁなんて思っていたのですが。
5巻でいきなり夕湖がフラれてしまうのはビックリだったよ・・・。

ちなみに特典SSですが、本編しか読んでない人は何としてでも特典SSも読んだ方がいいよ???
今までの特典SSに加えて、書き下ろしSSも一本付いている豪華っぷり。
もはや本編だよなぁ、これ。

裕夢先生はやく6巻出してください後生です。(何度でも言う)

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