【感想】girls×gardenの読切シリーズ14回目。『まだふたつの心』 – じんわり染みてくる。切ないけれど暖かさが残る、優しい百合マンガ。

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※ネタバレ無しの感想記事となります


以前こちらの記事でも紹介させて頂いた、COMIC MeDuのgirls×garden works Short Stories。

本日2019/4/3(水)に読切14作目『まだふたつの心』が公開されました。
girls×garden works Short Stories / COMIC MeDu(こみっくめづ)

今回は粉山カタ先生の読切作品。
同じCOMIC MeDu内にて『不可解なぼくのすべてを』を連載中の方のようです。
今回始めて知った方だったのですが、連載も追ってみようと思える、良い読切作品でした。

読切なので他の作品を読んでいなくても問題なし。
他の作品読んでなくても、この14作目だけ読むのもアリだと思います。
ただ、他の作品も全て素晴らしいので、全て読むのが圧倒的にオススメ。
※3作目の『cigarette kiss』と12作目の『refrain kiss』が物語つながってるので、前後関係気をつけるとしたらそこだけですかね

感想

学生百合の作品。
中学生の女の子たちが、高校受験の時期に思い悩む。そんなお話。
隠しきれないほどに抱え込んでしまった想いが溢れてしまう瞬間が、すごく綺麗に描かれていたなぁ、としみじみ思いました。
想いを打ち明けあって、それをお互いにぶつけ合う最後のシーンは、百合マンガとして最高レベルの尊さかもしれない・・・。

読切なのに、展開が丁寧なのがすごく良かったです。
まずはこころのターン。次が、ひーちゃんのターン。
一緒の高校に行けないという悩みこそ同じですが、きちんと別々のシーンとして、その悩みに対する描写を作っている。
そして最後に想いを寄り添わせる。

完璧だ・・・。完璧な構成だ・・・。構成厨の俺にとってこれは至高だ・・・。

girls×garden works Short Storiesの読切、全作構成が至高すぎて、毎回感嘆しちゃうんですよね・・・。

というわけで今回も最高だった読切作品14作目。
粉山カタ先生の『まだふたつの心』、とてもオススメです。

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