※ネタバレ有り。閲覧注意です※
コミカライズ版『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 』4巻 –
2020年11月25日発売の第4巻のネタバレ感想記事です。
前巻3巻の感想記事は以下リンクからどうぞ。
感想
小説版だと、2巻の終盤途中に該当しますね。
具体的な箇所だと、小説2巻の13話、244ページまで。
まず今回、4巻の冒頭。
吉田さんが、自分の中で大きくなっている”沙優の存在”を三島に気付かされるところから。
こういうの、いいですよね。
自分自身だけじゃ辿り着けない答えだけど、他の人の力を借りて辿り着ける。
いろんな人に助けられて成り立っている、という構図。
ハートフルストーリーなこの作品の良いところだなぁ、と改めて思いました。
三島の叱咤も、「普通はそうする」ってとこがリアル感あってすごい。
「今日は意中の人(後藤さん)が来るから、申し訳ないけど今日だけホテル取るからそこ泊まって」的な感じか。
うん、ネカフェは未成年利用無理だろうしね。(そういう問題じゃない)
にしても三島がやっぱりいい女すぎる。
「なんか私めっちゃヤな女でしたね!ごめんなさい」
みたいなことを言う女の子、控えめに言って最高なんです・・・。
ジョゼ虎で舞ちゃんが言ってた「私いい女なの!」みたいな。(急にジョゼ虎の話)
4巻で出てきた新キャラ、チャラ男の矢口くん。
明らかにヤバイ感じで、メインキャラクターとはなりえないけど、彼の存在をきっかけに吉田さんと沙優の関係性が一つ進展するのは間違いなさそう、という感じ。
吉田さんが知らない過去の一片を今回見ることになるので、5巻冒頭でどう描かれるのか、が見どころですね。
しかし沙優ちゃん、以前は簡単に自分を傷つけていたのに、今では知らない男のことを”気持ち悪い”と感じられるくらいに心が戻ってる。
やっぱりこれも吉田さんのおかげなんだと思うと、この二人には一緒にいてほしい・・・ってなる。
今後の展開、記憶曖昧ですがたぶん吉田さんは「迷惑かけたくない、みたいな理由で自分を傷つけるな」みたいに怒る気がする。
その言葉を受けて沙優はどう思って、今後どう振る舞うのか・・・。
そしてお互いがお互いを想う距離感がどう変化するのか、が気になる。
というかそれは本編の小説側でも未だに気になる。
コミカライズ版はコミカライズ版としてどう描かれるのかが楽しみ。
後藤さん、4巻だと回想シーンくらいしか登場してないけど大丈夫ですかね。(大丈夫ですかね・・・)
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