※ネタバレ有り。閲覧注意です※
彼女、お借りします 第17巻 – 宮島 礼吏
前回16巻の感想は以下リンクよりどうぞ。
映画撮影は進んだけど恋愛方面の進展があまりなかった16巻。
からのこの17巻よ。
神巻じゃん。
まごうことなき神巻。
前半るかちゃんが可愛すぎて
「もうるかちゃんでいいじゃん・・・」
って錯覚起こしちゃったけど。(るかちゃんファンに殺される発言)
後半の千鶴さんの怒涛の攻勢ね。
楽しそうに和也のことを話してるあの見開きと、あの洗濯機前の一撃。
あれはねー・・・落ちちゃうよ・・・沼・・・。
るかちゃんのターン
前半はとにかくるかちゃんが強かった。
強かったっていうか、王道的に可愛すぎた。
しかし前巻の感想でも言った気がするけど。
やっぱりこの漫画は千鶴がメインヒロインということは分かり切っているので、るかちゃんが楽しそうな姿を見せれば見せるほどに、読者は悲しいというか、複雑な心境になってしまう。
結局最後は千鶴だから、るかちゃんが報われることないしな・・・的な。
和也一直線で他の男、っていう線がありえないから、恋愛漫画あるあるの2番手は最終的に別の相手と幸せになる、って未来が見えない。
ここまで良い子として描いてくれてるので、何かしら幸せになる結末に持って行ってほしいんだけれども。
まぁまだ完結も遠そうだし、早すぎる心配ですかね。
千鶴のターン
なかなか恋愛方面の発展が見られないのでどうしたもんかと思ってたら、17巻ではやってくれましたね。
いいぞメインヒロイン。
何といっても強かったのは、おばあちゃんの前で和也のことを語るシーンと、洗濯機前のシーン。
洗濯機前のシーンは「うおおおおおおおおおおお!!!!」って感じだったけど、
おばあちゃんの前で和也のことを語るシーンは、「これは・・・!!」って感じでしたね。(分かりにくすぎる表現)
赤面したりそれっぽい表情を見せる見開きのシーンはこれまでにも数多くありましたが。
「いよいよ千鶴に恋心が芽生えたのか?」ということを今まで一番確信できた一枚絵だった気がします。
あんな楽しい顔で語る相手ですからね・・・。
おばあちゃんの一言は適格すぎた。
それに、和也と千鶴の恋人関係について語っても語らなくても、もう大丈夫だとおばあちゃんは思ってる気がする。
和也の熱い気持ちも聞けたし、千鶴のあの表情が見れたし。
更には千鶴が夢に向かっていくのが苦ではない、ということもしっかりと聞けたし。
そりゃもうこの世に未練が無くなってしまうわな・・・。
最後に
めちゃくちゃいいところで17巻が終わってしまった。
思わずマガジンでリアルタイムに追いつきたいと思ってしまったくらいだけど、単行本で一気に読む楽しみも知ってしまったからなぁ。
最後にLINEのアイコンを見て閃いた和也ですが、千鶴と音声通話して映画の音声を流しておばあちゃんに聴かせよう、と思ってるのかな?
これは18巻、涙無しでは見られない展開になりそうだな。
というわけで、また18巻の感想で。
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