※ネタバレ有り。閲覧注意です※
彼女、お借りします 第20巻 – 宮島 礼吏
2021年4月16日に発売された20巻のネタバレ感想記事です。
感想
19巻に引き続いて激動じゃん。
いや、むしろ映画制作イベントが終わったんだからこれくらいの展開じゃないとむしろスローペースすぎるのか。
しかし20巻までかのかりを追ってきたファンとしては、そろそろこれくらいの展開が無いと流石にしびれを切らしてしまう(笑)
20巻の出来事としては、映画制作イベントが終わってからの後日談。
るかちゃんとの関係性をどうするかの葛藤イベント。
そして千鶴からの爆弾質問と、それに対する和也の応答・・・。
と、大きく3つだったでしょうか。
麻美ちゃんがよくわからない行動をしているというのもありましたが、今後のイベントの導入みたいな感じではあった。
なんかまた面倒事が起きそうな予感がするな・・・。
るかちゃん、ほんといい子だし可愛いんだけどいつかは振られるだろうということを考えると気が気じゃない。(るか派の人ごめんなさい)
ここ最近の和也の頑張りとか見てると、和也自身が発した「あんな可愛いコに好かれてること自体が何かの間違い」というのには、そんなことないぞ!とは思うんですが。
るかちゃんのことを引っ張ってダラダラ展開にせずに、るかちゃんに本心を伝えて玉砕覚悟で千鶴に告白するのは正当なんだけど・・・。
それをやってしまうとラブコメ漫画としてはあっという間に最終回を迎えてしまうので悩みどころではある。(メタ視点)
まぁ、千鶴に告白してからるかちゃんに本心を伝える、って順番にならなければもうなんだっていいやの精神。
るかちゃんに本心を伝えてから千鶴に告白する、の順番を守らないとラブコメ糞主人公として末代まで語られてしまうので和也くんには注意してほしいところ。
さて、肝心の千鶴との関係ですが・・・。
言うまでもなく確実に進展している。
一番デカかったのは、和也の告白(途中までとは言え)が千鶴の耳にしっかりと入っていた、ってとこですよね。
かのかりのこれまでの展開やペースから考えると、千鶴が聞いていたかどうかが分からない、もしくは後々になって聞いていたことが判明する、ってとこだと思うのですが。
今回に至っては、がっつり聞いた後の反応まで描かれているという神展開。
これを脈アリと言わずしてなんと言えばいいのかセンター古文18点の僕には分からない。
今回の休みの日の昼間のお誘いも、一応主題的にはデート代の一部返金ということにはなるんでしょうが・・・。
千鶴の心情的には絶対そうじゃないですよね、これ。
てかファミレスの場で「はい、好きです」って返答を仮にしていたらどうなっていたんだろうか・・・。
酔った勢いで千鶴がモヤモヤしていた部分をストレートに聞いてしまったってだけで、それを聞いてどうこうしようとはまだ考えていなかったんだろうか・・・?(これな気がする)
そんな千鶴も、自分の部屋に一歩入れば悶々と思い悩む一人の女の子。
部屋に差し込む光の描写が、なんとも二極的になっていて、千鶴の悩みが上手く表現されているなぁ、と個人的に思った次第。
まぁ、大体こういう演出の考察ってオタクの考えすぎなんだけど、ね・・・。
最後に
最後のページが和也、千鶴、麻美の三人でしたが、次回の展開はこの三人でドロドロ昼ドラ展開ってことなの?
なんかありそうというか、希望としては千鶴が麻美に対しては和也への気持ちを語る、とかだろうか・・・。
で、麻美もそれを聞いたけど和也自身にはそれを伝えない。
むしろ最終的にはアシストして麻美自体は身を引く演出を挟むことによって、麻美を絶対的な悪者ではなく最終的には憎めないキャラとして終わらせる、みたいな。
美少女キャラで最初から最後まで良いとこ無し、って展開で終わるような気はしないんだよなぁ、麻美ちゃん。
それはそうと、墨ちゃんどこに行ったの・・・・・・?
さて、21巻は2021年6月17日に発売予定ということで、講談社の公式ページにも記載がありました。
意外とすぐですね、あと1ヶ月。
まぁ19、20巻でハイペースな展開を見せてきたので21巻あたりでまた小休止しても何も言わない。
終わったら終わったで楽しみ減っちゃうからね・・・。
ということで、次は21巻の感想記事で。
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