ネタバレ無しの感想記事です。
親がうるさいので後輩(♀)と偽装結婚してみた。 – コダマナオコ
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親がうるさいので後輩(♀)と偽装結婚してみた。
雰囲気は明るめで、気負わずに読める良い百合マンガ
人が成長していく過程を主軸にしたストーリー構成になっていて、単なるイチャイチャで終わってないのもとても良い
成長するキッカケ、自身の成長に気付くタイミングなんかもツボでしたオススメです pic.twitter.com/AONukAgn59
— サラリーマン黙示録@日本百合学会 (@nekomata_tokyo) 2019年3月3日
昨日買った「親がうるさいので後輩(♀)と偽装結婚してみた。」、早速読み終わりました。
百合ナビさんで行われていた「百合漫画大賞2019」でも、第10位にランクインした作品です。
感想
このマンガを買われるメインの目的は、やはり”百合”になるかと思います。
もちろん話の主軸はそれ。
一方、このマンガは”人の成長”をもう一つの軸として描いているような気がしました。
女性同士の恋愛(偽装結婚)を描きつつ。
偽装結婚を通じて成長していく主人公の成長日記にもなっている。
百合としても楽しめますし、成長日記としてのストーリーも楽しめて、一度で二度美味しい。
これが一冊のボリュームの中に収まっていて、なおかつ完結しているのは、かなり好印象でした。
以降続刊だと、続きを待つもどかしさがあったりしますが(これはこれでいいものですが)、
一巻完結読み切りの本作は、この一冊で心地いい読後感が得られます。
あくまでも百合のジャンルの中で言うと、「繭、纏う」のようなシリアス百合とは真逆の方向性です。
社会人百合のライトで明るい感じに仕上がっている、という感じでしょうか。
甘さで言うと、「羽山先生と寺野先生は付き合っている」よりは控えめですね。
ライトで、バランスの良い作品。一冊完結としては正解に近いストーリー構成と雰囲気かも。
結論。オススメです。