【感想】ルミナス=ブルー 第1巻 – 美しすぎる作画。先が読めないストーリー。期待度マックスの1巻が出てきたぞ・・・。

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※ネタバレ無しの感想記事となります。

ルミナス=ブルー 第1巻 – 岩見 樹代子

2019/3/18に発売されたルミナス=ブルーの感想記事となります。
ネタバレ無しです。

まず結論から書きますと、1巻時点では”超オススメ”です。

絵の美しさ

まず特筆すべきは、その画力。
成年漫画に近い絵柄で、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれませんが・・・。
最初に惹きつけられたのは絵の美しさでした。

線が綺麗なだけではなく、デッサンが非常に精密。
陽陰がハッキリしていて立体感が感じられて。
おまけに書き込みの量も尋常ではないので、毎ページ毎ページ、見応えが凄すぎる。

また、人体のデッサンや線の綺麗さだけじゃなく、キャラクターの表情も非常に豊かに描き分けられています。

笑顔、泣き顔、怒り顔。
困った顔、照れた顔。
翻弄されて、どうしていいのか分からない顔・・・。

1巻だけで、どれだけの表情が出てきたんだろう。
っていうくらい、バリエーション豊かです。

はっと息を呑むような展開に、これだけ繊細な表情が差し込まれると・・・

思わず絵に魅入ってしまい、なかなかページが進みませんでした。

ストーリー

ガールズラブストーリーであり、3人の女の子が主軸になっています。
三角関係・・・と思いきや、四角なの?どうなっちゃうの?
という展開。

全く先が読めません。

”先が読めない”は、面白さの重要なファクターだと思っていて。

寧々という女の子が何を考えているか分からなくて、とてもミステリアスな展開のまま1巻が終わるのです。
先が気になりすぎて、毎月買ってるコミック百合姫にて連載追うことが確定しました。

カメラというものを主題にしている本作。
少女たちの一瞬一瞬を切り取るシーン。
切り取られたシーン達が、少女たちの恋愛にどう関係してくるのか。
1巻では、少女の”かわいさ”を切り取ることにカメラの役割がフォーカスされていましたが。
今後は違った役割を、このカメラが果たしていくのではないか、なんて勝手に思ってます。

作者の岩美さん自身は、このコミックの構想に非常に苦労された様子ですが・・・。(後書きより)
一読者として、これほど惹きつけられるストーリーはなかなか無いと、声を大にして言えます。

すっっっっっごく面白いです。

私に語彙力が無いこと。それだけが残念。

おわりに


絵が綺麗で、話が面白い。
マンガとして最重要であるとも言える2つの要素が、今のところ極大点。
このペースのまま走り続けたら・・・これは名作待ったなしの予感です。

女の子たちの絡みのシーンが非常に映えるんですよね・・・。
人体だけじゃなく水滴・物体のデッサンも非常に緻密なので、一枚絵に心を持っていかれます。
アイスのシーン、あれはやばかった・・・。

百合として女の子の絡みを存分に楽しめる。そして美しい絵に心を奪われる。
エロティックで際どいシーンもあるけれど、もはや芸術作品のよう。
エロいんじゃない。エロティックなんだ。(違いは分かってません)

とても期待出来る百合マンガに出会えました。
オススメです。

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