【ネタバレ感想】ルミナス=ブルー 第9話 – 最終回になっちゃいましたね・・・

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

ルミナス=ブルー 第9話 – 岩見樹代子

コミック百合姫2019年11月号に掲載されているルミナス=ブルーの第9話のネタバレ感想記事になります。

最終回になってしまいましたね・・・。
打ち切りを非常に恐れていたので、これはほんとつらい・・・。
単行本の売り上げどうこうという話が岩見先生のTwitterでもありましたが、だめだったのかぁ・・・。

非常に悲しいですが、最終回は最終回で見応えのある内容になっていました。
これが岩見先生の描きたかったラストなのか。
それとも今描かれている8話までの部分から想定されうる範囲のラストになってしまったのか。
真相は闇の中ですが、百合漫画、そして恋愛漫画としては斬新な終わり方になったのかな、という感じ。
まぁ恋愛には色々な形がある、という見方もできますしね・・・。

色々と考えてしまいますが、ひとまずは感想、書いていきます。

感想

二人を繋いだ存在

主人公である垂水光さんのメインの在り方としては、「二人を繋ぐ存在」だった気がします。(ラストページでは3人が結ばれた絵になってますが)

ハッピーエンドの物語といえば、主人公が”恋愛的な観点で”最も幸せになりそうな気がしますが、恋愛的に最も幸せになったのは寧々と雨音の二人でしたね。(一応、光もその輪の中に入った形にはなりますが)

その二人を繋いだのは光という存在。

この手の繋ぎ方からも、これまでのストーリー上での絡み方からも、それは明白ですね・・・。

最終的に3人でウェディングドレスを着ているところまでが描かれましたが、光の存在といえば、やはり二人を導くという意味合いが一番強かったんじゃないかなぁ、と最終回まで読んで感じた次第です。

葉山うちほの立ち位置

もっと話数を重ねれば目立つ存在になったかもな・・・という感じが否めない、この葉山先輩というキャラクター。

今回の光との絡みから若干匂わせるようなところがありましたが、尺があれば光とのルートがあったのでしょうか・・・?
それは考えすぎのかな・・・。

ルミナス=ブルーのラスト自体は3人が結ばれて終わっていますが、恋愛漫画でよく見る形としては1対1がスタンダードな気も。
そう考えると、寧々⇄雨音は鉄板として、光にも特定の相手が存在していた・・・のかも・・・?

岩見先生が描いていた本当のプロットが、このような終わり方だったのかもしれないし、はたまた・・・と妄想し始めると止まらないですね。
あぁー、ほんとに打ち切りが悔しい・・・。百合姫編集部・・・。

3人が結ばれるラスト

すでにこれについてはちょこちょこ書きましたが、3人が結ばれるというラストになっていました。

最後まで手を引いて寧々と雨音を結ぼうとする光の美しいことよ・・・。
光の描写とか絶妙すぎますよね・・・。

未来を想像した瞬間のあの絵とか・・・くっそエモ・・・。

わたし二人に恋してたんだ

なるほどそうきたか、なラスト。
言ってしまえば、ものすごく賛否両論がありそうな終わり方。
超絶無難な感じで終わってますからね、これは・・・。
三角関係が三角関係のまま終わるというこの結末。
恋愛漫画としては・・・かなりレアっちゃレアな気がする。
むしろこれが岩見先生の描きたかったラストなのだとすると、なかなか実験的なことをするなぁ、という感覚。
であれば、ここに至るまでの過程をゆっくりと消化した上でこのラストを迎えたかったなぁ・・・。
自分の中で色々と消化できる、という意味でもね・・・。

このラストに至るまでの光の葛藤のようなものについて、触れて欲しかったというのは本音です。

最後に

というわけで、最終回になってしまいましたね・・・。
うーん、ものすごく味のある作品になると思っていたので、9話打ち切りを判断した編集部は・・・と、どうしても思ってしまいます。
大丈夫か百合姫編集部。
まぁ、一読者では到底分からないような苦悩なんかが、先生にも編集部にもあるのかもしれませんね泣
これだけはファンの声だけじゃどうにもならんよね・・・。

岩見先生の次回作に期待することにします。
絵もすごく綺麗なので、ソワソワして待つしかない。

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