【感想】2DK、Gペン、目覚まし時計。 – 極上の社会人百合マンガ。これは読む価値マシマシ。

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※ネタバレ無しの感想記事です。

2DK、Gペン、目覚まし時計。 – 大沢やよい

読む価値マシマシってなんだろう。

さて、結論から言います。
超絶オススメです!!!

百合界で散々話題になっていたにも関わらず読んでいなかった、「2DK、Gペン、目覚まし時計」。
本日の朝方、読破しました。
平日火曜日のAM5:00に読破したという事実から、どれだけ面白かったのか。
ページを捲る手(電子版だけどね)がどれだけ止まらなかったのか。
それをまず、分かって欲しい。(誰に)

概要としては。

仕事も出来て容姿端麗なOL香月奈々美と、マンガ家を目指す藤村かえで。
二人が同居している段階から、ストーリーが始まります。
奈々美には彼氏がいて、かえではマンガ制作に夢中。
お互いに恋愛感情なんて持ち合わせる隙間は無いはずなのだが・・・。
色々な出来事が起こって、色々な人が登場して。なんだかんだで、てんやわんや。
二人の心境にも変化が起こり始め・・・る?

超常現象が起こったり等、そういったことはなく。
女性二人の同居生活の日常を描いた社会人百合ジャンルのマンガです。

オススメポイント

オススメポイントとしては3点。
細かく挙げだしたらキリがないので、思い切って絞りました。
細かく語りだしたら、恐らく止まりません。

惹きつけられるストーリー構成

ストーリー構成が見事過ぎます。
二人の日常を描きつつ、根幹に必要となるキャラクターだけを綺麗に登場させる。蛇足が無い。
そして個々のキャラクター達にフォーカスした過去のエピソードを用意し、その過去のエピソードを根幹のストーリーに綺麗繋げている。
ストーリーにもキャラクターにも、無駄がありません。

読みたい話が読みたい順序で展開されていく、最高に気持ちの良いストーリー構成です。

キャラクターの成長

どのマンガでも、キャラクターの成長物語はあると思います。
2DK、Gペン、目覚まし時計。にも、成長物語はあります。

この成長が、恋愛という面だけではなく、仕事や生活。
果てにはキャラクターの人間性自体にも影響を及ぼしている。
恋愛面だけではなく、様々な方向性への成長が見られるのが見ていて楽しい。
心にとても染み入ってくる成長ストーリーになっていました。

若干のネタバレになってしまうかもしれませんが、この二人の恋愛、一方がまだまだ精神的に子どもだったからこそ、成り立ったんだろうなぁ、と。
そういった点を考えると、1巻当初の設定からあのラストに持っていく構成能力は凄いですね・・・。
あとがきを見る限り、おそらくラストまで考慮した初期設定では無かった・・・はず。

キャラクターの魅力

これは非常に重要な要素だと思うのですが、全ての登場人物にそれぞれの魅力があります。

まず一人目の主人公、香月奈々美。
美人、家庭的、世話焼き、仕事が出来る、etc…
見た目がタイプすぎるし、好感しか持てないその性格。
主人公が好きすぎて、アップのページで毎回見惚れるくらいでした。
絵が綺麗な上に、綺麗なお姉さんって・・・。綺麗の相乗効果。

二人目の主人公、藤村かえで。
まぁー、この子はマンガ以外はダメ(笑)
性格面も子どもっぽさがあり、その子どもっぽさが色々なトラブルを引き起こします。
あとズルいです(笑)
と、悪いことばかりのようですが・・・。
ネタバレになってしまうので細かく書けないのですが、その子どもっぽさから一皮向けたあのラストは、涙腺を刺激してくれました。
大好きなキャラです。

かえでのマンガ友だち、城山恋由姫17歳(19歳)。オタサーの姫。
この子がとっても真っ直ぐで、素直で、良い性格なんですよ・・・。
いわゆる、恋愛漫画において「後押し」をしてくれる役目の子。
一番真っ直ぐだったなぁ・・・。
この子には「頑張れ!」って言ってあげたくなる。

ミステリアスな京都美人、辻堂葵。
この人が・・・めっちゃ良いんですよ・・・。
LOVEは大当たり・・・。もう、ほんとやばい。この人はほんとにやばい。
紙面越しに心臓射抜かれるかと思いましたよ。(射抜かれた)
この人については余り多く書いてしまうと危ないので、是非とも4巻で悶死して下さいませ。

特別印象に残ったのはこの4人。
ルー子大好きだったんですが、やはりこの4人レベルとなると少し劣る。

非常に濃いキャラクターが少数精鋭で出てくるので、密度の濃いストーリーが楽しめます。

おわりに

社会人百合好きなら読んでない人の方が少ないのかな・・・?
今更私がオススメしたところで、というのはあるかもしれません。
しかし、社会人百合の方でもし読み逃している方がいるとすれば。

それはうどんが大好物と言っておきながら讃岐うどんを食べたことがないのと同義です。(意味不明)

語彙力0なので、オススメする時の文章が毎回同じな気がしますが、言わせていただきます。

とにかく!とにかく読んで欲しい!読めば良さが分かる!絶対後悔しない!
やればできる!買えば読める!ワンルームの部屋でも2DKになる!読むしかない!
こんなに最高な社会人百合マンガは滅多にない!
絶対にオススメです!!!

2019/4/3(水)のtMnR先生と大沢やよい先生のトークイベントに参加するので、このタイミングで読めて本当に良かったです。

7件のコメント

  1. こんばんは!
    私もこの作品を読んで衝撃を食らったのを覚えています。
    設定が社会人なのもあり、それぞれ様々な恋愛を経てきている登場人物の女性達。本当にドラマを見ているような感覚でした。というかほんとアニメ化あるいはドラマ化しないかなと密かに思っています…。
    そして主人公の方言かわいい(笑)
    私もこの作品大好きです!

    1. あんこさん

      コメントありがとうございます!
      映像化されてほしいですよね!切に!
      あまりに面白すぎて、4/3のトークイベントにも迷わず申し込んじゃいました笑

      するすると入ってくるストーリーは本当に凄かったですね…。
      そして博多弁も可愛いし、京都弁も可愛いし、方言好きの方にもたまらない一冊笑
      最近一気に読んだのですが、一発で大好きな作品になりました!

  2. 私はいわゆる百合ジャンルというものを意識したことはないのですが(つまりジャンルとしての先入観はないけれど、面白ければ読むしそうでなければ読んでる途中でもやめちゃう)、ふと評判を聞いて読んでみて、一気に読破した口です。

    驚きましたね。
    入り口はたしかに女性同士の恋愛を描く百合マンガとして描かれたのでしょうが、成果としての作品は普遍的な「人と人とが生きていく物語」でした。

    ほんと、山の頂上に至るまでに、スタート地点の裾野を決めるべき必要があるだろうか? と思わせてくれました。
    (けれど、作家さんにはやはり入り口というのはモチベーションとして大切で、女性への憧れとかいわゆる萌えなどのモチベーションなくして、ここまでの高みに至ることはできなかったのでしょうが。)

    映像化は本当に楽しみです。(すでにされる前提)

    でも、できることなら、百合だの同性愛者だの、そういうあざとい煽りめいた謳い文句はいらない、と思います。

    普通に誰もが見れるテレビドラマかアニメとして描かれて、そして普通に受け入れられた上で、そのうえで最高の感動を残してあげてほしい。
    映像化するなら、そのハードルを超えられるスタッフが必要で、そうでなければ別に急ぐ必要はないと思います。

    この作品の時代設定なら、まあ10年くらいは確実に色褪せることはないでしょうし、この原作のクオリティを超えてみせるという意気込みのあるスタッフたちが現れるのを待ちたいですね。

    1. 大人の社会人さん

      コメントありがとうございます。

      映像化、本当に実現してほしい作品の一つです。
      アニメという表現手法は非現実的な世界観が描きやすい分、ドラマとしては「人と人とが生きていく物語」というのは数多く制作されてきた部類なのかな、、、というところを思うと、この作品が映像化されるとしたら”アニメ”の方がフィージビリティがあるのかな。なんてことを思っていたりします。

      確かにこの作品のドラマ性は”百合”とか”同性愛”というワードは必要ないくらい素晴らしいものだと思います。完全に同意見です。
      しかし、ネタバレになってしまうので何とも難しいのですが、各キャラクター達の葛藤や胸の内を原作のままに再現しようとするのなら、やはり”同性愛”というテーマは必要なのかもしれないな・・・とも思います。
      そのテーマを抜きにしたとしてもドラマ性としては面白いのですが、この「2DK、Gペン、目覚まし時計。」としては、そのテーマ無しに成り立つのか・・・というと難しいような気もします。

      果たしてどんな映像作品になるのか(なる前提)、私も非常に楽しみにしつつ制作陣の発表を待とうと思います。

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