【ネタバレ感想】アクタージュ act-age 第76話 「勝機」週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号 – 百城千世子が天使じゃなくなったのに、やっぱり天使すぎる。

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ネタバレ有り。閲覧注意です※

2019/8/5(月)発売の週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号に掲載されているアクタージュ act-age scene76.「勝機」

前話75話の感想記事は以下リンクからどうぞ。

今回は百城千世子がメインとなっていた1話。
むしろ甲サイドのお話はまったく無く、今回は乙サイドのみのお話になってました。

まぁ、なんといっても今回は・・・

百城千世子

この一言に尽きる・・・。

百城千世子・・・天使の面影なんて無くなったはずなのに、どうしてそんなにも天使なんだい・・・。

鬼気迫る表情で演技をする千世子ですが、頭から離れないのは、空港での夜凪の演技。
あの夜凪の演技が、千世子を縛り付けているわけですね・・・。
それほどまでに、夜凪は圧倒的だった。
あの国民的スター、百城千世子を怯えさせ、燃え上がらせるほどに。

天使の表情を捨てて、芝居に賭ける千世子。
天使の表情を捨てるということは、今まで自分が培ってきたイメージ性も、キャラクター性も捨てるということ。

千世子はこの舞台で、勝たなければいけない。
勝たなければもう芸能界にはいられない。
であれば、天使の表情を捨ててでも、新しく手に入れたこの表情で舞台に臨むしかない。

しかしそうすることで・・・勝ったとしても、千世子は今のキャラクター性を失ってしまう。
それは、千世子が長年芸能界で培ってきたもの。
そうまでして、なぜ千世子はこの舞台に挑むのか。
何が彼女をそこまで突き動かすのか。

そんな疑問の中。
今回の、あの1ページですべて納得してしまいました。

百城千世子を突き動かしたのは、純粋なる悔しさ、嫉妬、はたまた怒れるように燃える内なる炎。
夜凪に負けたくないという、あまりにも単純で純粋すぎるが故に、美しいほどに胸を打つ感情。

この表情は・・・この表情は・・・。

もう、言葉が出てきません。

ただただ美しい。

紙面1ページから、有り余るほどの悔しさが読者に伝わってくる。

大きい感情が動くシーンというのは、やはり魅せられてしまいますね・・・。
最近読んだ漫画の中でも、ここまで心に響いた1ページはなかったかもしれません。

悔しかったんですよね・・・百城千世子は・・・。
はぁ、ほんと・・・。ものすごい巨大感情で揺さぶってきましたよ・・・。

最後の黒山のセリフも激アツでしたね。

天使を捨てる覚悟はいいな 百城千世子

からの、「もっと夜凪を妬め 愛せ 憎め」って。
うわ、もうこれ。百合案件だ。

こういう巨大感情のぶつかり合いを見せつけられると、日本百合学会は死にます。
いや、もはや百合関係ないけどね・・・。
こんなん誰でもエモ死してしまいますよね・・・。

お前のその感情(ほのお)だけは誰にも負けない

黒山の確信。
千世子の中に燃える炎の強さがあれば、夜凪に勝てる。
それほどまでに、千世子の内に燃える炎は、熱くて、大きい。

もう、これまでの百城千世子には戻れない。
そんな覚悟とともに、千世子と黒山が突き進んでいく・・・という展開になっていくのでしょう。

お互いを高め合う夜凪と百城。
さぁ、ここからは百城の見せ場ですね。

最高の76話でした。
アクタージュ、最高だ・・・。

来週も楽しみすぎます。

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