※ネタバレ有り。閲覧注意です※
2019/10/30(水)発売の週刊少年マガジン2019年48号に掲載されている五等分の花嫁 第108話 「最後の祭りが四葉の場合②」
次話109話の感想記事は以下リンクよりどうぞ。
前話107話の感想記事は以下リンクよりどうぞ。
めちゃくちゃエモかったですね、今回の四葉編・・・。
豪華な見開きページも2つあって、どっちも声出そうになっちゃいました。
一瞬単純そうに見える展開でも、今回かなり難しいと思ってしまったのは私だけでしょうか。
過去話も見直さないといけないなと思ってしまったり。
今回が終わった時点で、私の周りでは
「過去を清算して、前を向いた」「諦めてしまった」
という2つの意見が割れていました。
前を向く、という表現も多かったので、私は前者の気がしますが・・・どうなんでしょうね。
感想
前を向く
今回、かなり大きな意味を持っていたのが竹林のアドバイス。
あなたも過去から踏み出せますように
この一言で四葉が決意したのでは、というくらい大きなアドバイス。
まず、居眠りしていたフータローと会ったのは、過去の四葉。
つまり今の四葉ではなく、零奈として出会っている。
「だからこれが最後」というセリフの後にキスをした意味を考えるのがとても難しいわけなのですが・・・。
①零奈の恋心は、つまり今の四葉の恋心。それを最後にするということは、今の四葉の気持ちをも諦めるということ。
②零奈の恋心は、昔の四葉の恋心。今の四葉の気持ちとは、また別物。過去を清算し、今の四葉の気持ちで新たにフータローに向き合う覚悟を決めた。
私的にざっくり解釈すると、上記2つの捉え方が出来るのかなぁ、なんて思いました。
①だと非常に切ないですけどね・・・。
もう君との思い出に頼らない 自分で自分の価値を探していくよ
自分の価値、それが一体何なのか、というのも非常に重要なポイント。
ものすごく短絡的に取れば、新たに今の四葉として好きになったフータローのこと、という形にもなりますが。
今回のストーリー性を考えると、四葉が新たに得たものは、「自分を頼ってくれる人たち」の存在。
フータローから存在を認められることで自分の承認要求を満たしていた四葉ですが、こっちの方面に自分の価値をシフトしていく、と考えると・・・。
なかなか悩ましいですね・・・。
涙の意味
今回、「諦めたのか」とリードする要素としては、泣いていたあの見開きがあったから、というのは非常に大きなポイント。
前向きな見方とすると、「過去の自分との決別を惜しんで、泣いた」って感じでしょうか。
ただ、それはなんだか違う気がするんですよね。
四葉にとって過去の思い出にすがっていたところはあるので、それとも別れはつらいものではあるはずなのですが。
ただ、新たな自分としてフータローと向き合うという気持ちがあれば、泣きはしないんじゃないかと・・・。
という気持ちを考えると、やっぱり諦めになってしまうのか?なんて考えてしまいますね。
平気か?→もう心配いりません!
このやり取り。なかなかに意味深。
もうフータローとの思い出に頼らなくても平気、って意味にも取れる。
というか、そう取ってしまう・・・。
感想書いてるうちに、どんどん「諦めたのでは」という気持ちになってきました。
どうしよう。
最後に
というわけで、読む人によって色々な見解が生まれるな、って感じの108話でした。
難解な回だった・・・。
次号は巻頭カラーのようですが、1〜4の時には巻頭カラーじゃなかったのに、5の時だけ巻頭カラーなの?
色んなところから深読みしてしまいます。
1、2、3は前向きな感じでしたが、4は少し意味深な感じを残した○○の場合だな、と思いました。
てことで来週は五月編かな、多分。
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