【ネタバレ感想】ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 3巻

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※ネタバレ有り。閲覧注意です※

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 3巻 – しめさば
2019/1/1発売、最新刊の感想記事となります。

1,2巻の感想記事は以下リンクから。


3巻読み終わった後の切なさが物凄かった…。

失恋

3巻のメインテーマは失恋
勝手に決めました。(ごめんなさい)

一番印象に残ったのは、ラストの柚葉。
あんなに克明に失恋という感情を描写するなんて・・・。

胸の中で暴れるこの熱量を、誰にでも見える形で見せてやりたい。

この表現、しめさば天才かよと思った。(語彙力)
ほんと語彙力が無くて申し訳ないんですが・・・。
読めば「あぁ、分かる」ってなるんだけど、ここまで綺麗に明文化出来るってのが凄い。
ここの236ページ目は、全てが計算し尽くされてる。綺麗すぎる。一文一文に引き込まれました。
過去に読んだ一般小説、ライトノベルの中でも、ここまで引き込まれた1ページは久しぶり。
左側の挿絵がまたつらくてさ・・・。

”ずるい”という柚葉の慟哭がつらすぎて、つらすぎて・・・。
読んでいながら、どうしようもなく胸が締め付けられました。全然ライトじゃないよ、このノベル・・・。

そして突如現れた吉田の元カノ、神田先輩。
この人も3巻の冒頭で現れて、そして同巻内で失恋。
レバーは失恋の味の暗喩ですよね・・・。
何度でも言うけど、これホントにライトノベルなの?一般行って芥川賞取って実写映画化されてから考えよう。(何を)

動き始めた吉田の気持ち

思ったより動き出すの早かったですね、吉田の気持ち。
”綺麗だ”の一言は決定的ですねー。
柚葉も言っていたけど、最後の紙一重を超えていくのにもう少し時間かかるんじゃないかな・・・。
おそらく4巻で沙優が連れ戻されることになると思うけど、連れ戻されて自分の気持ちに明確に気づくことになるのかな?
まぁコンビニに兄が現れた時点で、「あ、これは一旦連れ戻されるな・・・」ってすぐ気づいたので、読み進めながらも覚悟は出来てた。
覚悟しながら読まないと心が打ちのめされてしまうライトノベル。これ本当に以下略

そして後藤さんの価値観。
自然な形・・・とは言え、何かしら行動していくのも、自然な形だとは思うけど。
色んな価値観持ってる人がいるから、このラノベは面白いのかもしれない。やきもきしちゃう。
3巻、ひたすら影薄かったけど大丈夫なのかな(汗)

兎にも角にも4巻はよ

4巻は半年後、6、7月くらいの発売かな・・・?
メインストーリーの進行具合よりも、”失恋”というテーマに目が行ってしまった第3巻。
柚葉くらいつらい気持ちをしている人がいるんだと思うと、1/4の連休真ん中に仕事が入っている俺なんか全然つらくないと思えてくる。(現実とラノベの世界を区別出来ていない典型的な悪い例)

あー、いやしかしホントに面白い。
見事にハマってしまいました、ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
ネタバレ感想記事の中で言うのもあれだけど、激推しです。布教したい。



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