※ネタバレ有り。閲覧注意です※
9/27に発売された電撃大王2019年11月号に掲載された「やがて君になる」最新話の感想記事となります。
前話、第44話「夜と朝」の感想記事は以下リンクからどうぞ。
やがて君になる、最終回の感想記事となります。
これ以上理想的な最終回があるのだろうか。
そう思えるようなラストでしたね。
主要人物が一斉に出てきて、それぞれの未来を見せてくれました。
漫画としてこれほどまでに完成された最終回を読んだのは初めての経験です・・・。
その他にも特集ページで様々な告知がありましたね。
まだまだ公式からの供給が続くので、大満足の一言。
それでは、以下ネタバレ感想です。
感想
大学生
卒業式あたりをやるのかな、と思ったらまさかの大学生!
もう髪を結んでいない侑、すごく大人っぽくて素敵・・・。
そして侑さん、燈子との関係は怜ちゃんには打ち明けたものの、家族にはまだ言っていないみたいですね。
それはこれからの未来にお預け、という感じですね・・・。
こよみ、しっかりと小説家になってましたね。
賞を受賞した時点で確定していたようなものですが、めでたいめでたい。
堂島と朱里はしっかりくっついてましたね(笑)
この二人がくっついた時のエピソードがものすごく見たいのですが・・・。
どうなんだろう、8巻で補完してくれないだろうか・・・。
仲睦まじそうにしている堂島と朱里を見て、少し寂しそうな表情の侑。
燈子が来れないことへの寂しさですよね・・・。
どんだけ燈子のこと好きなの侑ちゃん・・・と思うと、なんか感極まっちゃったところはある。
沙弥香さんも久しぶりに登場してくれましたが、これについては書きたいことが多すぎるので別記したい。
燈子は・・・見た目あんまり変わってなかったね(笑)
元から大人っぽい容姿でしたからね・・・。
そういった意味だと、子供っぽい髪型だった侑くらいですかね、大きく変わったのは・・・。
沙弥香
佐伯先輩の彼女ぉおおおおおおおおお!?!?!?!?!?!?!?!?
いや、ほんと。
最終回で一番インパクトあったのはここかもしれない。
佐伯沙弥香について(2)のネタバレになってしまいますが、大学のワンシーンで最後に出てきた子が、その陽ちゃんなんですかね・・・?
ささつ2では「女の子」という名称止まり。
佐伯沙弥香について(3)は、この陽ちゃんとのエピソードがメインになるってことでしょうか。
そしてこの件。
侑には話してるけど燈子が知らないってところが良いんですよね・・・。
これもささつ2で書かれてましたが、最近は燈子よりも侑の方と話す機会が多い、というくだり。
見事にこのくだりを回収してくれましたね(笑)
侑と沙弥香の仲がいいという一面も見られて、ほんとに大満足。
船路
話を今回の舞台の件に戻します。
二人を導いてくれた光。
振り向けば輝いて見えるという、今回の独白。
つまり、二人を導いてくれた光は後ろにある、という描写です。
導いてくれる光、それは前にあるのではないか。
最初に読んだ時、こう思いました。
しかし、今まで二人が作ってきた”光”が、二人を導いていた。
後押し。そんなイメージでしょうか。
過去に特別だった日々や瞬間。そんな特別な瞬間は、二人が作ってきた光。
少しずつ進んでいく船路は、二人が作ってきたもの。
これから進んでいく船路には、どんな光があるのかは、まだ分からない。
でも、後ろを振り返れば、二人が作ってきた光は確かにそこに見える。
そんな光に、二人は導かれたし、二人で作ってきた光にこれからも導かれていく。
そして、進んでいく先にこれからも光を作っていく。
過去の思い出があるから、今の二人は今の船路を進んで行けるわけですからね・・・。
二人の思い出が光って見える、そんな素晴らしい描写だと私は思いました・・・。
人によって解釈が異なると思います。
つまり色々な見方ができる、ほんとうに素晴らしい描写・・・。
やがて君になる
さて、大団円となった二人の関係。
最終回では色々な進展を見ることができました。
まず、敬語じゃなくてタメ語になっていた侑。
しかも、燈子って呼び捨てはエモすぎるぞ・・・!
44話で、「あ、侑が攻めなんだな・・・」ってとこが判明したわけですが。(やめろ)
エコーでの二人のやり取りを見ても、侑が上位みたいな感じになってていいですねぇ・・・。
いや、ほんとに。
年下攻め大好きすぎるので、この関係性は日本百合学会にとって大好物以外の何物でもないのですよ・・・。
そして。
橋の上のシーン。
何になってもいいよ 侑は
好きなものになればいと思うよ 燈子は燈子だし
「やがて君になる」、そのタイトルの意味。
この二人のセリフを見て、私の中で あぁ・・・そういうことだったのか・・・ と、心に落ちてきました。
それを書いてしまうのも情緒が無いのであえては書きませんが・・・。
侑も燈子も、すごく変わったんだなぁと思える素敵なセリフですよね・・・。
言葉で閉じ込めていた頃の燈子が懐かしいですね。
そしてタイトル中の「君」という単語が、二人のセリフでものすごく感慨深いものに見えましたね・・・。
お互いがお互いを思った故のセリフ、ってところが特にエモいですよね・・・。
からの。
ラストシーン。
わたしもいつか 届いたりするのかな
第4話の侑のセリフ。まだまだ届かなかった頃の侑。
そして最終話。
星に、手をのばす侑。
その手がついに届きましたね・・・。
その星を、光を、しっかりと握りしめ。
そしてその手で、燈子の手を握るんです・・・。
左手の薬指には、光る指輪が。
あんなに遠かった光も、好きという気持ちも。特別な存在も。
全てはもうその手の中にあるんですね・・・。
二人で手を取り合って、星を見上げながら、これから進んでいく船路を見つめる。
今回の扉絵になりえるであろう一枚を、ラストページに持ってきたこの演出。
始まりであるはずのタイトル、扉絵が、最後に持ってこられている。
最後のページなのに、タイトルページがラストに。
この二人は、この作品は、これからも続いていく。
という意味合いに取れますし、そう思いたくなっちゃいますよね・・・。
最後に
以下、感想では書かなかったけれど、思ったところをいくつか書きたいと思います。
私、最初は燈子の指輪に気づかなかったんですよね・・・。
むしろ指輪がちゃんと描かれているのは、燈子の登場シーンですよね。(見落としてた・・・)
逆にそれに気づかなかったからこそ、最後に侑の薬指を見て「ひええええ!!!」ってなってから。
で、前のページに戻って「うわああああ!!!燈子もおおお!!!」ってなる体験をしました(笑)
これはこれでエモかった(笑)
指輪を渡すシーン、8巻の幕間とか巻末で補完してくれないかな・・・。そのシーンめちゃくちゃ見たいよ・・・。
で、今回のカラーページの使い方が上手すぎるし、キレイすぎるというね・・・。
最後の最後にカラーページで、この締め方。
幸せすぎるラストページですよ、ほんとに・・・。
二人が見つめる先に星が散らばっているのが、本当に素晴らしいよ・・・。
慎くんも大人になっちゃって、まぁ・・・。
あの時の発言を謝っていましたが、あれは最高の後押しだったと俺は思うよ・・・。
侑が言うように、それこそ「結果オーライ」ですね。
さて。
「素晴らしい最終回」の一言です。
語彙力が無いので、それくらいしか言葉が出てこない。
仲谷先生、クスノキさん、本当に素晴らしい作品を、ありがとうございました。
そんな気持ちでいっぱいです。
毎月末の楽しみが無くなってしまうのは悲しいですが、今は物凄く穏やかな気持ちです。
ロスが半端じゃないだろうなぁと予想していたので、自分でも本当に意外です(笑)
侑と燈子の船路がこれからも続いていくように、まだまだ「やがて君になる」関連の作品が出てくる予定なので、これからも全力でチェックしていこうと思います。
本当に素晴らしい作品でした。
それこそ、自分の人生観が変わるほどに。
出会えたことに感謝を。
お久しぶりです、ロックです。『やがて君になる』の最終回が気になりすぎて、朝イチで本屋に駆け込んで『電撃大王』を買って堪能させていただきました。…いや~、本当に完結してしまいましたね(涙)。こよみや槙君に朱里と堂島君の関係、特に佐伯先輩、全員の行く末を丁寧に描き切った見事な大団円に感無量でした。少し大人になった侑と七海先輩を見られて、ひたすら嬉しいかぎりです。朱里と堂島君、やっぱりつつがなくカップルになりましたか~(笑)。そこらへんの描写が見たかったのですが、やはり単行本に期待するしかないのでしょうか…。そして佐伯先輩、『陽ちゃん』なる彼女について言葉でしか語られていないのが残念でならない!!(笑)。『陽ちゃん』との恋物語は、スピンオフ小説で是非とも馴れ初めから何から何まで語ってほしいですね。
最後に侑と七海先輩、お互いに呼び捨てでタメ口とすっかり恋人関係が板についていましたね。こよみや朱里はふたりの関係を知っているようですが、まだお互いの両親には内緒なんですね…。『やがて君になる』という作品の性質上、同性愛でも周囲に温かく迎えられる展開になりそうですが、やはりまだまだシビアな現実がありますからね。でも、玲ちゃんは全面的に味方なようですし、たとえ壁にぶち当たったとしても、侑と七海先輩ならきっと乗り越えていけると信じています。ただ、そこらへんで悩みながらも乗り越える二人を個人的には見たかったのですが、それは読者の想像にまかせるしかないのかもしれません。短編集と公式アンソロジーコミック、メチャ楽しみです!!(笑)。『やがて君になる』は完結しても、まだまだ色々と展開していくみたいですし、この調子でアニメ第二期がくることを期待しています。ついついコメントが長くなっちゃいましたが、またいつかコメントできる日がくることを楽しみにしています。
ロックさん、いつもコメントありがとうございます!
素晴らしい最終回でしたね・・・ここまでキレイに描かれている最終回、見たことありませんでした。
朱里と堂島、あの後すぐに付き合ったとなると数年来のカップルですよね・・・。え、なんだかすごい・・・。
『陽ちゃん』については、おそらくささつ2のラストに出てきたあの子なのかな、という感じなので。きっとささつ3でガッツリ描かれてくれるはず!そして沙弥香から侑へ『陽ちゃん』の存在を打ち明けるところまでを描いてほしい。そんな気持ちです(笑)
侑は怜ちゃんには打ち明けた様子でしたが、たしかに家族にはまだのようでしたね。家族に対しても燈子との関係性を打ち明ける、というところが41話以降で展開されるのかな、という想像もしていましたが。それは今後の未来に・・・という展開でしたね。それがなんとも自然な感じで描かれていたので、納得してしまったのが正直なところでした(笑)
まだまだこれからも公式供給続くので、ロス感が少なくて助かったような気がします。
これからもともに追いかけましょう!(笑)
本当に素晴らしい最終回でしたね・・・
ということで、このブログのROM専一読者に過ぎなかった俺も、
日本百合学会さんの愛の籠った感想記事のおかげで、
より楽しく、より深く、やが君を読み続けることが出来ました。
最終話で初めてのコメントとなってしまってすみません。
それでは最後にやが君は「終わっても、終わらないんだね」
最○野郎さん、コメントありがとうございます。
ものすごく嬉しいお言葉、ありがとうございます・・・。ブログやっててよかったです・・・。
なかなか周りに話せる人がいなかったので自分の感情の吐き出し先として書き始めたやが君記事ですが、誰かの役にたっていたようでとても嬉しいです。
まだまだ公式からの供給も続きますね。終わっても終わらない、まさにそのとおりですね・・・。
来月からも舞台上映会のチケット申し込みなどなど始まるので、楽しんでいきましょう!
とうとう終わってしまいましたね。
なんかでも2人が高校生のままだったらロスが大きかったと思うけど
時が流れてちょっと大人になってたのでかえって諦めがつきました。
沙弥香もHappyになったようで良かったです。
上の方も書いておられますが日本百合学会さんのおかげで
友人と一緒に楽しく読んでいるような気分を味わうことができました。
本当にありがとうございました。
コボ子さん、コメントありがとうございます。
沙弥香、幸せになったようで良かったですね・・・。ささつでも書いていましたが、前を向いて進んでいった結果、今回のラストにつながったんだなぁと思うとささつ3が楽しみでなりません。
そして嬉しいお言葉ありがとうございます!自分の感極まった感情をひたすら吐き出しただけのブログでしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです!
こちらこそありがとうございました。
ツイッターの電撃大王垢に書かれてた「カラーページを探すのではなく〜」の意味が分かって「うおおおおエモいいいいい!!」てなりました。
というかどのページ開いてもエモかったです。
最後の大切な場所での二人の掛け合いを見て、「やがて君になる」をすごく感じました。タイトル回収とかそんなやわな言葉じゃ表せないですよほんと、、、
もう何周と読み返してきたやが君ですが、また読み返して仲谷先生への感謝を表したいと思います。
最高でした。
日本百合学会さんも毎回素敵なブログをほんとありがとうございます。
漫画紹介して頂いた百合ものが気になって、おかげさまで漁りまくってるので、これからもよろしくお願いします(笑)
あんこさん、コメントありがとうございます!
今回、本当にエモかったですね・・・。最後のカラー2ページ、鳥肌が止まらなかったです。
そして、直接的にタイトル回収してこずとも分かってしまう、あの二人の掛け合い。なんか、この漫画の雰囲気にベストマッチした読者への悟らせ方というか。とにかく、バランスから演出まで含めて何もかもが最高の最終回だと思いました・・・。
最近はオススメ漫画の記事化サボってTwitterで挙げるくらいになっちゃってるんで、記事化も頑張ってしていこうと思います!(笑)
ぜひぜひ、これからも読んでいただけると嬉しいです!
初めまして。やがて君になる、とうとう終わってしまいましたね…
私は単行本派だったので、8巻発売日の今日が早く来てほしいような、ずっと来てほしくないような複雑な気持ちでした。
侑と燈子が結ばれたこと、登場人物のその後が見れたこと、タイトル回収…満足のいく最終巻だと思います。朱里と堂島がくっついたこと、沙弥香に彼女ができたことがとても嬉しかったです。馴れ初めが見れなかったのが少し残念ですが笑
侑と燈子が橋の上で話しているシーンで、タイトル「やがて君になる」の意味がやっと判った気がします。直接言葉にしなくても伝わる掛け合いで、仲谷先生すごいなぁ…としみじみ思いました。
日本百合学会さんのブログを読んだことで、「これはこういうことだったのか」と、本作をより深く理解できたと思います。ありがとうございました!
はじめましてです!
すみません。単行本待ちで、今日発売されるまでこちらのネタバレ記事を読み自分の想像力で楽しんでおりました(笑)
毎度考察が素晴らしいなと思ってました!
そして最終巻想像を遙かに越える幸福感で涙。。。
あまりにテンションがあがり、コメントさせていただきました(笑)