※ネタバレ有り。閲覧注意です※
※本誌最新話のストーリーについても一部触れています※
舞台 やがて君になる
5/6(月)、アフタートーク付きの回にて観賞して来ました。
まず感想としては、「すごく良かった・・・!」の一言。
やがて君になるの世界が現実のものとして目の前にある・・・!
目の前の光景にただただ感激していました。
要所を的確に押さえた”舞台版”としての脚本も素晴らしかった。
そして演者さん達の御尊顔の美しさ。
あんなん燈子じゃなくても10回以上告白されますわ・・・。
というわけで以下、ネタバレ感想。
Contents
感想
原作ストーリーとしては第1話~第35話、そして第40話だったのかな?
7巻の内容は丸々カットでした。(これはさすがに尺的にしょうがないのか・・・)
どこで締めるんだろうと思ったら、第35話と第40話の内容がミックスされる形で締め。
「好きです」「うれしい」のやり取り。
そして最後の二人のあの手の握り方は40話を彷彿とさせましたね。
つまり燈子は、生徒会劇を通して”好きが怖い”という気持ちを払拭出来た、ってことですね。
(むしろ舞台版では、燈子は”好きが怖い”というよりも”自分には何も無い。だから自分が嫌い”という方に焦点が当たった脚本になっていた?そういう意味では35話時点でのこのラストはとても自然なもの? ※すみません、ここ自信無いです)
もう少し尺があれば、7巻の内容を含めた脚本を見たかった・・・というのは素直な気持ちではありますが。
しかし原作は原作。舞台は舞台。
あれだけの内容を綺麗に2時間の舞台に纏めている構成は本当に素晴らしかった。
そして”やがて君になる”が現実のものとなって目の前に存在していたあの感覚は本当に感激モノでした。
舞台ってすごい・・・。
以下、色々と気付いた事や小ネタなど。
佐伯沙弥香の立ち位置
あくまでもこの舞台は侑と燈子の恋物語ってところがメインファクターなのか、沙弥香についての描写は原作ほどの濃さは無かった・・・ですよね?(またもや自信無い)
「燈子に変わって欲しい」と伝えるのが何故自分ではなかったのか。
この葛藤シーンは佐伯沙弥香を描く上では欠かせない部分であり、今回の舞台でも当該シーンが存在しました。
23話で沙弥香がお姉さんのことを聞くシーン等々・・・踏み込めずにいる沙弥香のシーンは原作に多々存在しますが、これらのシーンが多々あったからこそ、沙弥香の葛藤シーンが引き立つんですよね・・・。
今回の舞台、「沙弥香は踏み込まない」という情報は明確に表現されていましたが、熱狂的沙弥香ファンとしては、この葛藤部分を強調するための味付けがもう少し欲しかった・・・!!!
尚かつ、37、38話の佐伯沙弥香の美しさ、そして最終的に37話で”踏み込む”描写があれば僕は・・・!!!
とは言ったものの、やはり舞台は舞台として完成され切っていたので、原作厨の戯言として聞き流してください・・・。
生徒会劇
舞台で生徒会劇が見たいと思っていたので大歓喜。
そしてこの生徒会劇のクオリティが凄い。
この生徒会劇だけで別舞台として成立しちゃう。そんなレベル。
小泉さんの迫真の演技も物凄い迫力。
プロの演技を間近で見たことがほとんど無かったので、圧倒されてしまいました。
舞台ってこんなにも凄いんですね・・・。
プラネタリウム
舞台で使われていたプラネタリウム、黒いプラネタリウムでしたね。
HOMESTAR Liteのホワイトではありませんでした(笑)
願い事
28話「願い事」の再現度が凄くて鳥肌でした・・・。
(どこのシーンも再現度は凄いのですが)
特に、あの”手”へのこだわりが熱い。
そこから生徒会劇後のラストの告白。
40話で描かれていた、手を握り合うシーン。
あの手も忠実に再現されてましたよね・・・?
こういった一つ一つのシーンが丁寧に再現されているのは、原作好きな私にとっては感涙ものでした。
いいわよ堂島くん
期待してましたがありませんでしたwww
磯部さん、別日でアドリブでやってくれないかなぁ・・・。
読んでないな
堂島が脚本を読んで来ていないことに慎君が突っ込んでいた原作シーン。
まさかの全員でのハモリツッコミでした(笑)
このシーンは観客席からも大きな笑いが出てましたね(笑)
わたしは星に届かない
第1話タイトル、「わたしは星に届かない」。
ラストの整列シーン前で、侑が燈子と手を繋ぎながら、空に手を伸ばし”何か”を掴み取る仕草をしていたのが印象的でした。
「届いたんやなぁ・・・侑・・・」ってひたすら頷くおっさんの役を客席でやってました。
アフタートーク
終始笑ってました・・・(笑)
礒部花凜さんが色々とぶっ飛んでて最高だったww
永遠に聞いていたかったけどあっという間に終了・・・楽しい時間は早い・・・。
・自分の役柄以外でやってみたい役柄
・好きなシーン
をお題目にしつつ、楽屋・休憩中の皆さんの様子が語られるのも非常に面白かった。
特にメイン3人の河内さん、小泉さん、磯部さんがひたすらに仲良さそうで微笑ましすぎるぞ・・・。
最後に
仲谷先生や編集部からもお花が届いてました。
この2つは目立つ部分に置かれてましたね。
本日の公演にも仲谷先生とクスノキさんが来ていたようで・・・。
舞台 やがて君になる
見ている内に、役者さんがどんどんやが君のキャラとしか思えなくなってくる不思議な感覚
素晴らしかったです
ストーリーについてはネタバレになるので別のとこに書こう…キャンバスアートとBlu-rayも予約完了なので思い残すところなし pic.twitter.com/kBJphp0RXD
— 学会@日本百合学会 (@nekomata_tokyo) 2019年5月6日
グッズはTシャツ、クリアファイル、パンフレットを購入。
キャンバスアートとBlu-rayも予約しました。
Blu-rayの到着は10月末になる模様・・・。原作完結と同時期じゃん。
いやー、最高の時間でした。
ありがとう「やがて君になる」。
マンガもアニメも舞台も最高って、凄い作品だよなぁとしみじみ。
Blu-ray、何回も見よう・・・。
管理人さん、気が合いますね。ワタクシは4日のソワレを観ました。以下ネタバレありありでコメントさせて頂きますw。観劇予定の方はご注意下さい。
おっしゃる通り、脚本家、役者の方々を含む劇制作側が原作とアニメを深く、良く研究し理解していた故か、登場人物がそのまま舞台に出てきたと思えるほどの完成度でした。
特にワタクシが推したいのは侑(役の河内さん)で、容姿、声、仕草に至るまで「本物」にしか見えず(笑)、目と魂を奪われました。みんなが、どの場面も良かったのですが、特に第28話(願い事)の場面は侑の燈子への心からの願いが強く伝わって来て、原作を読んだ時以上に心を揺さぶられました。
管理人さんのコメントの通り、2時間で納めるべく第7巻の世界を迂回するための工夫も良くできていたと思います。展開のテンポが良くてワタクシも以下コメントが正確か自信が無いのですが、燈子のウルトラ・メンヘラ・モンスター振り(笑)はやや軽めに修正されており、確か劇の燈子は「自分には何もないから自分が嫌い」とは言っていましたが「好きって暴力的な言葉だ。好きは相手を束縛する言葉」というセリフは言っていなかった様に思います。
アニメでは聞いて鳥肌が立った沙弥香の決め台詞の「私が無邪気に信じてるとでも思った」も舞台版では相当抑えめで、「種火」「導火」の場面はあったものの、「灯す」までにはテンションが高まらなかった沙弥香、という世界観がうまく描けていたと思います。
あと、音楽も良かったですね。「君にふれて」が流れた瞬間泣きそうになりました。
そしてワタクシが改めて感じ入ったのは、当たり前ですが原作の素晴らしさです。アニメ、舞台ともに、制作に係わる方々がこの作品を愛し、魅せられたからこそ、全てここまで完成度が高いのだと思います。それぞれアニメや舞台という形式に合わせて手を入れてはいるものの、セリフやお話の骨子はほぼそのままに演じられて、これだけの感動を与えられる。仲谷先生、本当に素晴らしい作品をありがとうございます。最終巻、楽しみに見守りたいと思います。
nenさん、こんばんは!
劇の完成度すごかったですね!
二日前に見に行ったばかりなのに、もう一度見たい要求に駆られているところです(笑)
残りの前売り券はすべて完売してしまったようで・・・。当日券となると抽選なので、運が細い私には色々と厳しそうだなぁ、と(泣)
やはり「好きって暴力的な言葉だ。好きは相手を束縛する言葉」というセリフは無かったのではないかと思っていたのですが、気のせいじゃなかったみたいですね・・・。
第10話、そして第十話の言葉を閉じ込める、そして言葉で閉じ込める部分は、舞台でもとても印象的なシーンになっていましたが、やはり「好きは怖い」というニュアンスは描かれていなかったように思います。
そこがこの結末への落とし所だったのかもしれませんね。
君にふれてが暗闇の中で大音量で流れるシーンは感涙モノでしたね。
君にふれてが2回流れ、そしてhectopascalのインストで締めるという演出も最高でした。
おっしゃる通り、原作者からの原作愛を本当に強く感じる舞台でしたね・・・。
役者さん達の一つ一つの動作に原作の細かいニュアンスが生きているのを見て、仲谷先生やクスノキ編集の愛が詰まっている舞台なんだなぁと染み染み感じました。
役者さん達も、やがて君になるのキャラクターそのもので、完成度の高さに本当に感激しました・・・。
是非とも再演してほしいですね。
もう一回見に来たくて堪らない気持ちです・・・。