※ネタバレ有り。閲覧注意です※
はねバド! 16巻(最終巻)のネタバレ感想記事となります。
先月、本誌上で完結してから1ヶ月後に発売となった最終巻。
最終話を除くと一冊まるまる綾乃vsコニーの決勝戦でした。(78話も、一応試合にカウント)
最後にふさわしい作画と試合展開でしたね・・・。
ちなみに16巻に収録されている本誌掲載時の75〜79話の単話の感想記事も書いてますので、以下リンクより、よろしければ。
試合は毎回見どころがあるものでしたね。
特に印象に残ったのは
あえて挙げるなら、上記3つですかね。
その他にも見どころ沢山だけど、要点は3点に絞れって誰かに言われた気がするよ。
感想
最初のラリー(75話)
最初の1点目を争ってた激アツのラリー。
74話から、1点だけでずっと続いてましたからね。本当にここは熱かった。
いや、ほんとそれな。
ラケットの持ち替え(76話)
綾乃お得意の離れ技。
いや、これラケット面もちゃんとコントロールしないとシャトル打てないからな・・・。
現実でこんなことした選手とかいるんだろうか・・・いないよな、さすがに・・・。(実際どうなの?)
最終局面のラリー(77話)
最終局面のラリー、スマッシュを打つコニーと、見開きの綾乃がとてつもなく鳥肌。
このスマッシュを打つコニー、ちょっとカッコよすぎる。
てか作画がすごい。
汗の一つ一つまで細部に描かれてる・・・。
そして、この一枚絵な・・・。
コニーの打球からもそうなんだけど、これだけ迫力あるシーンなのに音の描写はまったくない。
むしろセリフや音の作画が無駄とすら思えてしまうほどの綺麗な絵。
漫画の表現技法として魅せられてしまうし、絵も綺麗だから相乗効果でほんと最高なんだよ・・・。
こうして見どころを並べてみると、75、76、77話と、各話ごとに見せ場が設けられてるんですよね。
上手い構成だ・・・。
なぎさちゃんに負けてから
このセリフ、控えめに言ってエモすぎる。
このマンガ、綾乃(だけじゃない)の成長物語も大きなファクターの一つだと思ってるんですが、強くなれたのは仲間の存在のおかげだと。
ブラック綾乃ちゃんの時は、「仲間なんていらない」なんて言ってたのに、今ではこんなに天使・・・。かわえ・・・ウッ・・・。
最後の方とか、ブラックの片鱗まったく無くなってましたからね。
今回のあとがきで、方向性が変わったって言ってましたが、このブラック綾乃が出てこなくなったことを指してるんですかね・・・?
(金メダルもらったところでちょっと意地悪な顔になってるのは笑った)
有千夏
癌だったんですね・・・。
病気とは書かれていましたが、この情報については初めてな気が。
死なないとも思っていたのですが、もうかなり進行していた、と。
最期の最期までバドミントンと娘たちのことしか考えなかったとか、エモすぎるな・・・。しれっと死んじゃった描写にすることで、重すぎない最終回にしてるのも上手い構成でしたね。
爽やかな終わりにしよう、っていう想いがあったんだろうなぁ。
完結時の本誌を読んだときの、自身の感想記事から。
うーん、実際にコミック読み終わったあとでも、やはり同様の感想。
最期までバドミントンと娘たちのことしか考えなかった、っていうのは破滅的でもあり、あまりにも情熱的でもある。
悲観的な描写にならなかったのは本当に良かったと思います。
この母親がいたからこそコニーと綾乃が育ったんだし、ここまでのバドミントン選手になった。
最期の逝き方まで含めて、濃い描写だったと思います。
最後に
本当にいいスポーツ漫画でしたね、はねバド・・・。
こういうスポーツ漫画って、何かに頑張ろうみたいな気概をもらえますよね。
美也子先生も試合後に「教師頑張ろ」って言ってましたけど、すごくその気持ちが分かる。
三強はやはりキャラクター性も強いし先生のお気に入りだったのか、最後まで濃いめに描かれてましたね。
唯華が大好きだから、正直な話めちゃくちゃ嬉しかった・・・。
唯華ちゃんしゅき・・・。
もう、78話の「バカ」のとことか最高すぎる。
ここらへんは78話の感想記事でも色々書いているので、よかったら。
最後は世界の舞台ですでに戦っている仲間たちと、これから世界に羽ばたこうとする綾乃の姿を描いて完結。
「行くよ!」というセリフで、これからを楽しみにさせるような展開で終わるの、ほんとアツい。
はぁ・・・終わってしまった・・・。
世界編、ってことで続編出してくれてもいいんだよ・・・。
王との再戦とか、めっちゃ見たいよ・・・。
ということで素晴らしいバドミントン漫画、スポーツ漫画でした。
時間が出来たら、また一巻から読み直したい。
絵柄がかなり変わった漫画だから、一巻あたりは違和感あるだろうなぁ。
ではでは。
2件のコメント